- トイレでうまくオシッコを出せない
- トイレを使いたがらない
- 和式トイレが使えない
- トイレットトレーニングがうまくいかない
- 家以外のトイレが使えない
お子さんのトイレの事で困っている事ないでしょうか?
トイレに慣れてくるまでは、失敗してしまうことも多く大変ですよね💦
使い始めた頃は、あの手この手でトイレまで連れていくのも疲れちゃいます😵
実は、トイレを上手に使えるようになる、トイレで排泄(オシッコやウンチ)ができるようには、5つポイント意識するだけで、スムーズに進みやすいんです。
ですが、意外と知らずに苦戦されているパパさん、ママさんは多いように思います💡
- 家以外のトイレは使いたがらない
- トイトレがあまり上手くいかない
- そもそもどうやってトイトレを教えたらいいのか分からない
- 何回も便器を汚してしまうという
上記のような悩みがある方は、今回の記事が参考になります。
お子さんがトイレを上手に使えるようになったり、トイレで排泄ができるようになったりするための5つのポイントについてまとめました。
お子さんのトイレのことで悩んでいる、パパさん、ママさんは、読んだその日から使えるポイントもあるので、是非試してみていただけると嬉しいです。
トイレでオシッコができるようになるためのコツや、ウンチができるようになるためのコツについては、過去の記事で詳しく解説してありますので、そちらも参考にしてみて下さい。
✨自己紹介✨
- アサヒです。臨床心理士・公認心理師です
- 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています
- 子育て相談&発達障害支援を現役で10年以上続けています
- 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています
- 教師・保育士・作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます
- 私自身、ASD&ADHDの2人の子どもを毎日子育てしています
- さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、現役で働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを提案できます。
- お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています
結論
お子さんがトイレを上手に使えるようになるには、以下のようなポイントが重要です。
- トイレに行きやすい環境を整える
- タイミングを決め習慣化する
- 動画や絵本で楽しく練習する
- できたを増やす
- いろんなトイレに慣れておく
これらのポイントを意識していただくことで、お子さんがトイレを上手に使えるようになりやすいです💡
おこさんによってどのポイントを意識することで、トイレに行きやすくなるか、それぞれ解説していきます☺✨
トイレに行きやすい環境を整える
トイレを上手に使えるようになる為には、まずは、トイレの環境をお子さんが安心で使いやすいように整えてあげる必要があります。
上手くいきめないお子さんや、落ちるのが怖いというお子さん、一人でトイレに入るのが怖いお子さん等々、お子さん一人一人困っていることは異なるからです。
子どもがトイレを使いやすくするためには、以下のような工夫があると良い場合があります。
1:トイレを使いやすくするおススメグッズ3選
トイレの踏み台
収納しやすく、軽量で使いやすいおススメの踏み台はこちら
補助便座
補助便座は手すりがあるものがあると上半身が前に傾くので、オシッコに下に向き、トイレが汚れにくくなります。
踏み台と補助便座が一緒の便利グッズも
1番おすすめなのが踏み台と補助便座が一体化したものです。
最近のグッズは収納もコンパクトで、軽量な物が多いです。
以下のトイレトレーナーは、お子さんのトイレを使う際に必要な要素が全て入っているのでおススメです。
親子で困らず、スムーズにトイレトレーニングを進めたい方は是非試してみて下さい。
トイレの水が怖いお子さんへの準備
トイレットペーパーやウェットティッシュなどを水の上に乗せておくと良いでしょう。
- 水がお尻に当たるのが怖い
- ウンチが落ちるのが怖い
これらの理由からトイレを上手に使えずにいるお子さんも多いです。
おしっこをゆっくりとして、お尻の方まで垂れてしまったり、ウンチが怖くて出なかったり、水に濡れるのが嫌で、オチンチンを下に向けられず床に飛び散ったりさまざまです。
トイレットペーパーを下に敷いてあげることで、そんな不安を和らげてあげることができます。
安心できることで上手にトイレを使えるようになったというお子さんも多いです。
一人でトイレに行くのが怖いお子さんへの準備
トイレのドアを開けやすいようにしておく
自分で開けられるようにしておくことで、スムーズに行きやすくなります。
また、一人で行くのが怖いお子さんは少し開けておくことで安心してトイレに行けるので、不安で焦って床におしっこが飛び散るなんてことも防ぎやすくなります。
好きなキャラクター等を壁に貼っておく
トイレが怖い場所だといつまでも使いたがりませんが、トイレに好きなキャラクターや興味のある電車や車のポスター等があると、トイレ=怖い・難しい場所というイメージが和らぎます。
このようにお子さんがトイレに行きやすくするための準備を整えてあげるとトイレトレーニングもトイレもうまく行きやすいです。
トイレに行くタイミングを決めて習慣化してみましょう
トイレを使えるようになっていくには、お子さんのトイレに行くタイミングをパパさん・ママさんが決めることが大切です。
それは、お子さんはまだ尿意を自分で感じるのが難しいからです。
オシッコに行きたいと思ったら間に合わなかったという場合や、他の事に夢中で、気が付いたらオシッコをしていたという場合が多くあります。
ですので、パパさん・ママさんが時間や、決まった行動の前後でトイレに連れて行ってあげることで、トイレに行くという習慣が身につくようになります。
トイレに行くのを生活の習慣としてパターンにしてあげると、初めは尿意を感じられなくても、「あっオシッコでるかなあ?」と、お子さんは徐々に尿意を意識できるようになります。
朝起きて、食事前や食事後、寝る前など、決まったタイミングでトイレに行く習慣を身につけるようにしましょう。
最初から便座に座ってオシッコができたら、トイレトレーニングはそこで終了です。笑
まずは、
- オシッコがでなくても座ってみる
- トイレに行っておむつの中でオシッコする
- トイレの中に入れたらOK
- このぐらいで始めてみましょう。
座れただけでも、「お兄さん(お姉さん)になるね」「座れるようになったね」等と褒めてあげて下さい。
まずはトイレという場所自体に慣れるところから始めていただくと良いでしょう
オムツを履いていても、テレビおわったらトイレ行こうねと伝えておくことでトイレまで我慢できるお子さんもいます。
一定の間隔でトイレに連れて行ってあげることで、「おむつに出ちゃった」「まだ出ない」等、決してトイレでおしっこしなくても、尿意については自覚しやすくなるんです。
この時に、前は全然おしっこしても何も言わなかったお子さんが、「おむつに出た!」と、言えるようになっただけでも成長している証です。
動画で楽しくトイレの使い方を
トイレの使い方を理解するために、子ども向けの絵本や動画を見せても良いでしょう。
実際に一緒にトイレに行って説明することで、子どもにトイレの使い方を理解してもらってもいいですが、動画や絵本も合わせて伝えていくとお子さんはより、楽しく理解できます。
トイレトレーニングおススメの絵本4選
1:ノンタン おしっこ しーしー
ノンタンシリーズは本当に鉄板ですね。
私も子どもの時からノンタンシリーズが大好きでした。
ノンタンシリーズは、コンパクトなので、お出かけの時も持ち運びしやすいです。
絵本にでてくる、おしっこ=「しーしー」という言葉も、親子の共通言語になりますよ。
内容自体もとてもシンプルで覚えやすいので、お子さんはとても喜ぶと思います。
お子さんが楽しくオシッコやトイレに慣れるという意味で一番におススメできます。
2:オムツの中みせて
「オムツの中みせて」は世界20か国以上でベストセラーになっている、トイレトレーニング用の絵本です。
何度もオムツをめくる仕掛け絵本になっています。
いろんな動物がオムツの中でいろんな形のウンチをしていてお子さんのリアクションも楽しいです。
最後にネズミさんがウンチはトイレでするんだよと教えてくれるので、オムツを卒業しようというきっかけにはピッタリかもしれません。
ただ、ノンタンのオシッコシーシと比べると、長いので、最初はトイレトレーニング用と思わず、仕掛け絵本を楽しむだけの方が良いと思います。
3:ひとりでうんちできるかな
あかちゃんのあそびえほんシリーズもノンタン同様、私も家に何冊もあります。
実家に帰ってみると、私が赤ちゃんの時に読み聞かせてもらっていたのもありました。笑
保育園や図書館にもある定番な絵本ですが、どの時代になっても子どもが楽しいと思える本が1冊でもあると便利ですね。
家の子も1歳2歳頃はあかちゃんのあそびえほんシリーズの絵本をとりつかれたように何度も読んでいました。
小さいお子さんには分かりやすく、簡単で、短い絵本がおススメです。
この絵本は、ノンタンや、オムツの中みせてと決定的に異なるポイントがあります。
それが、絵本でトイレの使い方を教えてくれるところです。
用を足したらトイレットペーパーで拭いて、お水を流して、手を洗う
この一連の流れを絵本で学べるようになってます。
元々人気のある絵本ですし、持ち運びやすいコンパクトシリーズもあります。
破れにくいので、小さいお子さんにはピッタリですのでおススメです。
4:しろくまのパンツ
しろくまのパンツはトイレトレーニングの最中におススメの1冊です。
仕掛け絵本になっていて、色んな動物の可愛いパンツがでてきますので、親子で「誰のパンツかな~?」と楽しく読める1冊です。
自分の好きなパンツを履くために頑張ろうというお子さんの動機づけにもなりますし、何より読んでいて楽しいです。
あとちょっとでオムツ外れそうとか、好きなパンツの為に頑張ろうというきっかけになる絵本だと思いますので、読んでみてください。
「できた」という成功体験をたくさん作ってあげる
お子さんがトイレを成功体験を積むことができるよう、トイレに行く時には、お子さんが自分でできることを褒めたり、成功した時にはご褒美をあげてみるのも良いでしょう。
出来ている事を認めてもらえたり、ご褒美をもらえることで、もっと難しい事にもチャレンジしてみようという動機づけになるからです。
お子さんが成功したと思えるようになるためには、以下のような関りを試してみると、効果的かもしれません。
1:お子さんのできた所を「ミリ単位」で褒める
ミリ単位で褒めるとは、お子さんが少しでもやる気になったと思った時点で褒める関わりです。
<具体例>
- トイレに興味を持った時点で「え?トイレでオシッコしようと思ったの!?」
- スカートを自分でめくったら、「ちゃんとスカートめくってえらい」
- トイレットペーパーを使ってみたら、「トイレットペーパー上手になったね」
お子さんが少しでも興味をもったり、できるようになったことをミリ単位で褒めると、お子さんのやる気につながります。
目に見えてできたを実感できる工夫
パパさん・ママさんがお子さんに新しくして欲しい行動を増やしていくにはトークンエコノミー法がとても分かりやすく簡単です。
試しいただくと、効果を実感できると思います。
具体的なやり方や、失敗しないためのコツは過去の記事を参考にしてみて下さい。
いろんなトイレに慣れる
保育園や家のトイレは使えるけど、外出先で慣れないトイレが使えずに困ってしまうお子さんがいます。
その為、いざという時に困らないように、時間がある時に家の近くの公園やスーパー、公共施設等で練習しておくと良いでしょう。
和式トイレの使い方を教える方法
最近は少なくなりましたが、まだ和式トイレのある公共施設や学校、飲食店もあります。
和式トイレの使い方がわからないと、外出先や、急な尿意や便意があった際にお子さんも困惑しやすいです。
洋式と違い和式トイレでは、下着やズボンのおろし加減や、しゃがむ位置や姿勢を維持できないと洋服やトイレを汚してしまうこともあります。
まずは、和式トイレがあるところで座り方だけでも何度か練習してみてください。
いきなり本番は混乱しうまくいかないからです。
その際は大人が一緒に入って使い方を教えてあげましょう。
和式トイレを教える時のポイント
1:しゃがむ位置はトイレの真ん中あたりに立ちます。
⇒前過ぎたり後ろすぎるとしゃがんだときにトイレや洋服が汚れやすいです。
2:ズボンと下着をおろし、膝で挟むようにしてしゃがみます。
⇒スカートの場合は、後ろの裾をお腹に寄せてからしゃがみましょう。
3:深くしゃがむように練習しましょう
⇒中腰ぐらいだと、便器の周りが汚れてしまいやすいからです。
和式トイレでしゃがむのが苦手なお子さんの場合
砂場遊びがおすすめです。
⇒しゃがむ姿勢が必要になりますし、立ったりしゃがんだりを繰り返せるからです。
足首が硬くて上手にしゃがめないお子さんは短い時間でいいので正座してみると、足首のストレッチになるのでおすすめです。
まとめ
今回の記事のまとめです。
トイレを上手に使うための5つのポイント
- トイレに行きやすい環境を整える
- タイミングを決め習慣化する
- 動画や絵本で楽しく練習する
- できたを増やす
- いろんなトイレに慣れておく
1:トイレに行きやすい環境を整える
- 補助便座
- トイレットペーパーを水の上に敷く
- ドアを開けやすくする
- 好きなキャラクターを貼る
このように、お子さんの困り感に合わせてトイレに行きやすい、使いやすいよう、事前に準備を整えてあげることで上手に使いやすくなります。
特にトイトレを始めたばかりのご家庭では、なるべく失敗しないよう、準備しておくとスムーズに行きやすいです。
おすすめの補助便座はトイレトレーナです。
踏み台やとってもあるのでいきみやすいですし、軽くてコンパクトに収納もできるので便利です。
何より踏み台買って、補助便座買ってとそれぞれ買わなくても一体化しているのはとても使いやすいです。
2:タイミングを決め習慣化する
→トイレに行くタイミングや時間を決めて、習慣化にしていくことで、トイレに行きやすくなります。
習慣化し慣れてくると一人でもトイレを上手に使えるように上達していきます。
逆に習慣化していないと、いつまでも慣れないので、一人でトイレを使えるようになるまでに時間がかかる場合が多いです。
3:動画や絵本で楽しく練習
トイレ=怖いというイメージを和らげたり、できたらすごい!という達成感をお子さんが感じやすくなります。
トイレトレーニングのおススメ絵本4選
1:ノンタン おしっこ しーし
人気のノンタンシリーズで、小さいお子さんが楽しく読めます。
2:オムツの中みせて
20か国以上でベストセラーになっているトイレトレーニング用の絵本です。
トイレトレーニングを始めようかなという時に最適な1冊です。
3:ひとりでといれできるかな
トイレの使い方を楽しく伝えてくれる絵本です。
この絵本シリーズはお子さんが小さいころから読んでも破れにくく、コンパクトサイズもあるので家に1冊あると便利です。
4:しろくまのパンツ
トイレトレーニング中のお子さんがモチベーションあげるのにおススメの絵本です。
絵本の内容自体も面白いので、親子で楽しめる1冊です。
4:できたを増やす
ミリ単位で褒めるようにしてみましょう。
してほしい行動を増やしていくにはトークンエコノミー法が効果的です。
5:いろんなトイレに慣れておく
いざという時に困らないように、近くの公園やスーパー、公共施設等で、練習して置くと良いでしょう。
和式トイレはもし練習する機会があれば試してみて下さい。
和式トイレは以下のポイントを教えてあげながら大人も一緒に入って使い方を教えてあげてください。
- しゃがむ位置はトイレの真ん中あたりに立ちます。
- ズボンと下着をおろし、膝で挟むようにしてしゃがみます。スカートの場合は、後ろの裾をお腹に寄せてからしゃがみましょう。
- 深くしゃがむように練習しましょう
いかがでしたでしょうか?
今回の5つのポイントを実践することで、お子さんがトイレを上手に使えるようになることが期待できます。
お子さんの発達段階に合わせた方法を選んで実践し、焦らずにゆっくりと取り組んでみて下さい。
トイレトレーニングがうまくいかない場合は、やり方を変えてみることも重要です。
たとえば、パンツからオムツに戻る、オムツを履いたままトイレでオシッコをするなど、お子さんに合った方法に変えてみると良いでしょう。
また、オシッコやウンチ等のトイトレがうまくいくためのコツが知りたいという方は、過去の記事が参考になりますので、お役立ていただければ嬉しいです。
オムツからトイレに、そしてトイレを上手に使えるようになって行く、お子さんの素晴らしい成長の過程をそばで見守れるのは幸せですね。
今回の記事が少しでもパパさんママさんも楽しく、そしてお子さんの成長をともに喜べるための一助になれると幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。