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【もう安心】興味ある所に勝手に行く子の理解と効果的な対処法

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  • 気の向くまま、勝手に外に出て遊ぼうとする
  • テレビで好きなキャラが出ると、食事中でも行ってしまう
  • 園での活動中に、大好きな虫がいるとそっちに行ってしまう
  • お散歩ちゅうにママの手をふりほどいて、気になった所へ行こうとする

興味や関心を引きつけるものがあるとそちらに行ってしまいやすいお子さんへの対処について、無理矢理連れ帰っても泣くことがほとんどではないですか?

ちょっと目を離したすきにお子さんが勝手に外に行ってしまうと心配になりますよね。

「やってほしいことはまだなのに!」
「クラスの中でもちゃんとやっているのかな」

そこで今回の記事では、興味がある方へ勝手に行ってしまう時の、お子さんの頭の中や、関わりの工夫と、気をつけたい関わり、興味がある方へ行ってしまわないための予防策をご紹介いたします。

最後まで読んでいただくことで、生活習慣が身につき、落ち着いて過ごせるようになるための関わりが分かりますので、是非参考にしてみて下さい。

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お子さんが興味のある方に行ってしまう事にお悩みのお父さん・お母さんの少しでもお役に立てればと思っております。もし、「なるほど!」と思えたら、今回の記事をSNS等で広めていただけると嬉しいです。

  • アサヒです。臨床心理士・公認心理師です。
  • 子育て相談&発達障害支援を10年間続けています。
  • 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています。
  • 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます。
  • 私自身、2人の子どもを毎日マインドフルに子育てしています。
  • さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを実践しています。
  • 同じ悩みでもお子さんやご家族のスタイルに合わせた対応をしています。
  • お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています。

どうして興味ある方に勝手に行きやすい!?

癇癪をおこす子どもの対応

目の前に気になったものがあるとそちらに行ってしまう時、お子さんの頭の中では、気になるもののことだけで頭がいっぱいになって、自分が今取り組んでいる活動を忘れてしまいがちになります。

興味のあるものがスポットライトで照らされて、その他の状況が暗く見えにくい状態ですので、今自分がどのような行動を取るべきか、周囲の状況判断がつくにくくなり、そちらに行ってしまいます。

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勝手に行ってしまった時の対処法

まずは安全の確保を

→幼いお子さんが、一人で外に出ていけば、交通事故などのさまざまな危険があるので、一人で勝手に外に行ってしまった場合は、お子さんの安全の確保が最優先になります。

時間を決めて約束

→興味のある方に行ってしまった場合は、5分でも10分でも時間を決めて、見てもいいことにしてあげましょう。

→一度興味あるものが目に入ってしまうと、無理やり連れ戻すと、泣いたり怒ったりして余計に大変になるからです。

その代わりに、時間が来たらお部屋に戻ることを約束するのがコツです。

好きなだけみていいわけでもなく、約束を守れれば見れるというルールがあるのがポイントです。

約束なく、「そろそろ帰るよ」は、急に言われてびっくりしてしまい、帰りたくなくなってしまいやすいですが、約束しておく事でそろそろかと言う見通しになります。

アサヒ君
アサヒ君
予想外か予想内かでお子さんのその後の反応は全然違います

時間が来たことを伝えるためには、スマホの時計やタイマーで見てもいい時間を決めておくとよいでしょう。

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次の活動に意識を戻せるような工夫

外に行かないまでも、窓から眺めて今やっていることができなくなっている場合は、カウントダウン等で目に触れないようにしてあげ、切り替えられたら褒めてあげてましょう。

そして今やっていることや次にやる活動を具体的に示したり、具体物を見せてあげ、意識を活動に戻してあげてください。

アサヒ君
アサヒ君
興味があるものに意識が引きつけられている時は自分では活動に意識を戻せないんです。

気をつけたい関わり

嫌な事から逃げ出す子ども

戻ってきたときに叱る

→「帰ると怒られる!」と思って、逆に帰れなくなってしまう場合があります。

→勝手に外に飛び出していったけど、自分で戻ってきてくれるのは、大人からするとむしろ好ましい行動です。

→感情的になる気持ちはものすごく、ものすごく、よく分かりますが、冷静になった時に、「よく戻ってこれた」「とっても心配だったよ」と伝えてあげると効果的です。

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
本当に危険な時は?
アサヒ君
アサヒ君
それは大きな声でとめてあげて下さい。戻ってきた時に叱らないのがコツです

無理な約束をさせる

→約束しても何回も繰り返してしまう場合、その約束の意味が難しいかもしれません。

→お子さんの立場で考えてみると、約束を守れなかったこと&飛び出してしまったことという二重の注意を受けることになります

→また、「もう二度としないって約束して?」「今度からダメだから分かった?」と言われた時に、「もうしない」「わかった」といえば、とりあえず、その場をやり過ごせるということを学んでしまうリスクがあります。

勝手に外に行きにくくする予防的関わり

一番にこだわる子供

興味のある方に行きやすいお子さんに対して1番効果的な対応は予防してあげることです。

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
どうして予防が効果的なの?
  • 興味ある物が視界や耳に入ると、頭がそのことでいっぱいになります。
  • 止めようと思ってもお子さんすれば気になって仕方ありません。
  • 行ってしまったらある程度の時間は必要になるからです。

行きそうな時間帯・原因を把握しておきましょう

外に行きたくなるタイミングや時間帯をお子さんの行動から予測しておくと良いでしょう。

具体例

大好きなゴミ収集車の音が聞こえる時間

電車の走る時間

テレビ見終わったら外に行きたがる

→原因が分かったら環境を整えましょう。

視界に入ってしまったら、一定時間はその場から離れられなくなるのはむしろやむを得ません。

ですので、家や園の外にお子さんの興味を引くものがあり、行ってしまいやすい場合は、その時間帯だけ目に触れないようにしておくのが重要です。

時間帯を見計らって、外から聞こえる音や見えるものに気を取られないよう、窓やカーテンを閉めておくとよいでしょう。

お散歩中に電車が走る場合はお散歩の時間をずらす、新しい散歩コースにする

※お子さんが自信が電車をみる事を毎回楽しみにしていて、大人も余裕があるならもちろん変えなくて良いです。

ずっと見せてはいけないわけではありません。今やっている活動に取り組んで欲しい時に目に入らないようにしておくことがポイントです。

お家の中なら

  • テレビであれば、番組を録画しておいて、食事が終わったら見る
  • 食事の時は好きなオモチャが視界に入らないように座らせるor片付ける

気の向くまま外に遊びに行くお子さんに対して

外で遊ぶ時間を決めておくと良いでしょう

〇興味に関係なく、気の向くままに外に行ってしまうような、外遊びが好きなお子さんの場合

→今すぐ外には出られなくても、

「10時になったら外に行こうね」
「今日はお昼ご飯食べたら公園に行こう」

このように、事前に予告しておくと、その時間を楽しみに待つことができます。

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
どうして?
アサヒ君
アサヒ君
勝手に外に行くのにも理由があるからです

→1日の予定が決まっていないと、いつ外に行けるか分からないので、今すぐ行きたくなるからです。

→ですので事前に「外で遊べる」という見通しをもたせてあげるのは効果的な対応なんです。

〇部屋の中のものが面白くない場合や、屋内では面白い遊びができずに、外で遊びたがるお子さんの場合

→お子さんが夢中になるような室内遊びを見つけて楽しませてあげることも大切です

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
難しいなあ!それって具体的にどんな遊びなの?

体を動かしたいのであれば、トランポリンがオススメです。

レゴのようなブロック遊びにハマるお子さんも多いです。

 



ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
レゴは夢中になる子が多いよね

部屋の中で遊べたり、約束の時間まで外にいかずに我慢できた場合は、たくさん褒めてあげるとお子さんのモチベーションにつながります。

少しずつきちんとした生活習慣が身につき、落ち着いて過ごせるようになります。

飛び出すのがあまりにも多い&激しい場合

→玄関の鍵を常に閉めておく&勝手に解除出来ないようチェーンをかける等の配慮は必要になります。

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あまりに困る用でしたら、地域の子育て相談機関や、医療機関に相談することも大切です。

ご家庭だけで悩まず、色んな人のアドバイスを取り入れてみてください。

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まとめ

こだわり強い子供の対応

今回の記事のまとめになります。



お子さんの頭の中

  • 気になるもののことだけで頭がいっぱいで、今取り組んでいる活動を忘れてしまいやすいです。
  • 興味のあるものがスポットライトで照らされて、その他の状況が暗く見えにくい状態になっています。

勝手に行ってしまった時対処法

  • まずは安全の確保を

→さまざまな危険があるので安全を最優先してあげて下さい

  • 時間を決めて約束

→見通しをもってルールを決めあげ、守れたら褒めてあげて下さい。

→タイマーや時計等、お子さんにあったもので、注意を引き戻してあげましょう

  • 次の活動に意識を戻せるような工夫

→今やっていることや次にやる活動を具体的に示したり、具体物を見せてあげ、意識を活動に戻してあげましょう

気をつけたい関わり

  • 戻ってきた時に叱る
  • 無理な約束をさせる

予防策

  • 行きそうな時間帯・原因を把握しておきましょう

→原因が分かったら環境を整えましょう

※ずっと見せてはいけないわけではありません。今やっている活動に取り組んで欲しい時に目に入らないようにしておくことがポイントです

気の向くまま外に遊びに行くお子さんに対して

  • 外で遊ぶ時間を決めておく
  • 夢中になるような室内遊びを見つけて楽しませてあげる

※部屋の中で遊べたり、約束の時間まで外にいかずに我慢できた場合は、たくさん褒めてあげましょう

勝手に外に行く頻度が多い&激しい場合

  • 解錠できない為の配慮が必要です。
  • 地域の子育て相談機関や、医療機関に相談することも大切です

いかがでしたでしょうか。今回の記事からお子さんに合った関わりが見つかれば嬉しいです。

一人でも多くの子育てに悩む方の気持ちが楽になればと思い発信しています。

是非、今回の記事をシェアして応援していただけると嬉しいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。