- 猫背
- 座っていても背筋がピンとしない
- 座っていてもお尻が前にずれる
- 背もたれにもたれる
- 片膝を立てる
- 頬杖(ほおずえ)をつく
お子さんの姿勢が気になったことはありますか?
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- 「姿勢よくしなさい」
- 「背筋を伸ばして!」
と注意しても姿勢が良くなるのは一瞬だったりしませんか?
そんな時に、「やる気がない」「態度が悪い」と大人は思いがちですが、誤解かもしれません(本当にやる気がなかったり、反抗的だったりしたら別ですが、、。)
実は、姿勢の保持が苦手なお子さんは、「他の子はできているんだからできる」「集中していないからだ」等といった精神論では、姿勢は良くなりません。
そこで今回の記事では、姿勢が良くなりやすい遊びや運動を紹介します。
最後まで読んでいただくことで、
- どうして注意しても姿勢がよくならないのか?
- 姿勢よい子と悪い子の違いはなにか?
- 効果的な遊びや運動はなにか?
順序だてて理解できるようになります。
お子さんの姿勢が良くなるための知識と対応が身につけられますので、お子さんの行動に困った時でも、「こうすればいいんだ」というお父さん・お母さんの悩みの解決に繋がりますので参考にしてみて下さい
- アサヒです。臨床心理士・公認心理師です。
- 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています。
- 子育て相談&発達障害支援を10年間続けています。
- 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています。
- 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます。
- 私自身、2人の子どもを毎日マインドフルに子育てしています。
- さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを実践しています。
- お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています。
言葉かけだけでは姿勢はよくならない!?
ズバリ言うと「姿勢よくして」と言われて、意識している間だけしか姿勢は良くなりません。
なぜなら、姿勢の保持は本来無意識だからです。
ですので、無意識でも姿勢よくしていられるようになるのは、注意しても根本的な改善はしません。
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姿勢よくできる子と、姿勢が悪い子の違いは何?
→ポイントは、「前庭感覚」と「体幹の周辺の筋肉」です。
前庭感覚は、自分の体の傾きや揺れ、体のスピードの感覚等、空間の中での自分の位置や姿勢を感じ取ります。
例えば、エレベーターに乗っている時に、「今上がっているな」「降りてきたな」と感じ取れたり、ブランコでは揺れを、ジェットコースターではスピードを感じ取るための重要な感覚です。
この前庭感覚の刺激を感じにくいお子さんの場合、姿勢が崩れやすくなります。
良い姿勢をキープするには、体幹の周辺の筋肉の緊張が高まっていないといけないのですが、この前庭感覚の刺激を感じ取りにくいがために、無意識で、日ごろから体幹の周辺の筋肉が鍛えられず、意識しないと良い姿勢になれないんです。
効果的に刺激を入れられる遊びや運動があります。
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姿勢がよくなりやすい効果的な遊びや運動
前庭感覚に刺激が入りにくくても体幹の周辺の筋肉の緊張を高める方法があります。
それは、「アゴを上にあげて、背筋をそらすような姿勢」です。
・・・それってどんな遊びって思いますよね。
基本的には「腹ばい」の動きです。
以下に腹ばいになる遊びや運動を紹介します。
・床を腹ばいでワニ歩き
・滑り台を頭から腹ばいで滑る(安全や施設のルールを守って)
・トンネルくぐりや網の下をくぐり抜ける運動
※ポイント
→頭をあげて、背筋をそらそうとする動きです
→この動きによって、無意識に良い姿勢をキープするのに必要な筋肉を鍛えられます
そんな時でも大丈夫です。
腹ばい以外でも効果的な遊びや運動を紹介します。
公園編
- ブランコ
- すべり台
- アスレチック遊具
※空間の中でさまざまな姿勢で揺れたり、動いたりする遊びが効果的です。
家の中
- トランポリン
※姿勢だけでなく、言葉の滑舌や、落ち着かせる為にも使えて、一家に一台といっていいほどトランポリンは本当に万能です。
その他
- そり滑りや芝生滑り
- 水泳(バタ足や平泳ぎなんかも体を反らしてますよね)
このように姿勢の改善は、注意するより、前庭感覚に刺激を入れたり、体幹の周辺の筋肉を鍛える事で、よくなりやすいです。
遊ぶ際は、安全に気を付けていただき、楽しく遊びの中で様子を見守ってあげて下さい。
当然ですよね。
そんな時におススメできるのは、骨盤を固定できるような椅子やクッションです。
これらの椅子はお子さんへの負担も少なく、無意識に体幹の周辺の筋肉の緊張を高められるので、よい姿勢が自然と身につけられます。おススメの椅子を貼っておきますので、参考にしてみて下さい。
勉強だけでなくて、食事の時にも使える椅子やクッションを選んでおくとさまざまな場面で使えて便利です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事のまとめです。
「姿勢よくして」の言葉かけではよくならない
→本来、良い姿勢のキープは無意識にしていることなので、意識している間だけしかよくなりません。常に意識させようとすると、お子さんは疲れたり、嫌になったり、集中できなくなるといったデメリットがあります。
姿勢の良いお子さんと悪いお子さんの違い
前庭感覚の刺激を感じにくいお子さんの場合、姿勢が崩れやすくなります。
姿勢が崩れている事を脳がキャッチできないので、無意識で、日ごろから体幹の周辺の筋肉を鍛えられないからです。
良い姿勢のキープに効果的な遊びや運動
→「腹ばい」の動きがあるといいです。
→「腹ばい」以外では遊びの中では、外ではブランコや滑り台、家はトランポリンがおススメです。
このような動きや遊びを意識しつつ、無理にすすめるのではなく、お子さんの好きな遊びから楽しく取り入れていただくことで、自然と体幹の周辺の筋肉を鍛えられます。
是非お子さんの「好き」を活かしてあげて下さい。そして、「できた」「分かった」という成功体験を積み重ねてあげ、お子さんの自信につなげてあげましょう。
ただし、お住いの環境や、季節によっても毎回外で遊ぶ事は難しいですし、トランポリンも毎日やるとは限りません。
そんな時は、姿勢がよくなる椅子を用意してあげ、必要なサポートをしてあげて下さい。お子さんにとって必要な物を用意してあげ事も大切な関わりです。
良い姿勢で集中力UPし、食事や勉強ができると、お子さんもお父さん・お母さんも嬉しいですね。
「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」多種目スポーツスクールJJMIX
今回の記事の内容が「なるほど」と思えたら是非、多くの方に共有していただけると嬉しいです。また、お子さんの姿勢の事で悩んでいるお知り合いがいらしたら、是非本記事の内容を教えてあげて下さい。よろしくお願いいたします。
最後まで読んで下さりありがとうございました。