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お友だちと遊びたがらない子が遊べるようになるまでの3ステップ

得意苦手の診断と差が激しい子供
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • 自分からお友達を誘えない
  • お友達と遊ぶまでに時間がかかる
  • 慣れちゃえば遊べるけど、慣れるまでに時間が

お友だちとの関わりで心配になった事はありますか?

集団の中に入っていけないと大丈かな?と心配になることもありますよね。

今回の記事では、集団遊びに入っていけない、お友達との関わりが苦手そうなお子さんへの対応が分かるよう、以下の3つのポイントについてまとめました。

  1. 集団遊びに参加できない4つの理由
  2. 遊びの発達8段階
  3. 友だちと遊べるようになるまでの3ステップ

どうして、集団遊びに入れないんだろう?

お友だちと遊びたからないんだろう

家の子どもは遊びの発達段階はどこにいるんだろう?

発達段階を知った上で集団遊びに参加できるように、周囲はどう関わればいいんだろう?

という悩みが解決できるよう解説してきます。

少しでもお多くのご家庭の悩みを解決したくて発信しています。この記事がちょこっとでも役に立つと思ってくだされば、是非SNSでのシェアをよろしくお願いします。

  • アサヒです。臨床心理士・公認心理師です。
  • 子育て相談&発達障害支援を10年間続けています。
  • 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています。
  • 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます。
  • 私自身、2人の子どもを毎日マインドフルに子育てしています。
  • さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを実践しています。
  • 同じ悩みでもお子さんやご家族のスタイルに合わせた対応をしています。
  • お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています。

集団遊びに参加できない理由

癇癪をおこす子どもの対応

友だちと遊びたがらない理由には以下の4つの理由が考えられます。



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①一人遊びが好きだから

→お子さんの個性は一人ひとり違います。みんなで遊ぶ事より、一人で遊ぶ事の方が好きなお子さんもいます。詳しくは過去の記事もご覧ください。

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②見通しがたてらない不安があるから

→子ども同士の関わりは、何が起きるか分かりません。

オモチャが奪われてしまったり、急に遊びが変更したり、些細な事でトラブルになったりします。

そんな先の予測が分からないと不安になりやすいお子さんもいます。

そのようなお子さんは、友だちと遊ぶより、一人遊び方が見通しも持ちやすく、気持ちも安定しやすく楽しいので、集団に参加しない場合があります。

③ルールがわからないから

→集団遊びルールが分からずに参加できないお子さんもいます。集団遊びは、マルチタスクが苦手なお子さんからすると、一度に多くの事をしないといけないので難しかったりするんです。

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マルチタスクが苦手なお子さんの関わり【おススメ教材3選】絵本やゲームに集中していると声かけをしても気づかないように、一度に複数の事を行うマルチタスクが苦手なお子さんとの関わりで悩むことはありますか?本記事で、マルチタスクが苦手なお子さんがどんなに事に困っていて、大人がどう関わってあげたらよいか、学習をしていくためにおススメの教材3選について紹介します。お子さんに合った学習方法や、関わり方のコツがつかめますので、是非参考にして下さい。...

④恥ずかしいから

→集団に慣れていない、慣れていても自分から声をかけるのがなんか恥ずかしいお子さんもいますよね。

遊びの発達8段階のどこにいるのか知ろう

子供と遊びたがらない

お子さんの遊びには発達段階があります。おおよそ以下の8つの段階で発達していきます。

①感覚遊び 五感で感じる感覚刺激を楽しむ遊び 1人
②一人遊び 一人でオモチャなどを使って楽しむ遊び 1人
③並行遊び 他のお子さんのそばでお互い違う事をして楽しむ一人遊び 1人
④もほう遊び 養育者のマネをして楽しむ遊び 1対1
⑤対面遊び 他のお子さんと一緒に同じ遊びをして楽しむ 1対1
⑥連合遊び 他のお子さんとオモチャや道具をやりとりしながら楽しむ遊び 1対2-3人
⑦ごっこ遊び 複数のお友だちとお互いに役割を決めて楽しむ遊び 1対3-4人
⑧ルール遊び 複数のお友だちとルールのある遊びを楽しむ 集団遊び

このような発達段階でみたときに、お子さんがどの段階にいるのか当てはまめてみましょう。

どうしてかと言いますと、「①感覚遊び」の段階を楽しんでいるお子さんに、「⑦ごっこ遊び」に誘うのはさすがに無理があるからです。

今のお子さんのレベルにあった遊びで関わってあげる事はもちろん重要ですが、徐々に次の段階の遊びを誘ってあげるのが遊びの発達には大切なポイントになります。

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友だちと遊べるようになるまでの3ステップ

友だちと遊びたがらない子

お子さんの遊びの発達段階を知った上で、どう関わればよいかについて、ステップごとに解説してきます。

ステップ1:無理に誘わない

→一人遊びが好きな場合や、集団遊びに興味がない場合は無理に誘う必要はありません。

→見通しが持てずに不安だったり、ルールが分からなかったり、恥ずかしがって入れない等、自分から声をかけられず、一緒に遊びべないお子さんは、次のステップの関わりをしてあげましょう

ステップ2:友達と同じ空間で遊ぶ

→無理に誘う必要はありませんが、お子さんのペースを尊重してあげ、少しずつ人との関わりに慣れて行くと不安も少なくなります。

まずは近くに他のお友達がいるだけでも良いです。

信頼できる大人が近くにいてくれる&安心できる場所に他の子といるだけで、他のお子さんが遊ぶことに興味を持てるようになります。

※うまくいくコツ

→お子さんが他の子と一緒に遊びたいと思うときに、友達が周りにいてくれることが大切です。本人にその気がないときは無理に誘わなくてOKです。

ステップ3:大人が仲介してあげる

→興味を持てるようになったけど、難しい、できないかも、どうやって参加すればいいか分からないというお子さんには、このタイミングで、パパ・ママや先生がサポートしてあげることで集団遊びに参加しやすくなりますし、本人も楽しめるようになっていくことがあります。



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サポートの例

・「仲間に入れて」「一緒にやろう」等の声かけの仕方を伝えてあげる恥ずかしい時は大人が代わりにいってあげる

・分からない時は一緒にやったり、大人が「こうやるといいよ」とお手本を示してあげる。

※我が家の場合

児童館で、パズルを最初はおとなと一緒にやっていて、他のお友だちが近くにいる状態、徐々にお友だちのしている事に興味もつようになり、「ここだよ」って教えてあげるといいよと伝えるようお手本を示すと、「ありがとう」と言ってもらえました。無理に遊ぶように誘わず、しばらくお互いパズルをやって時々教えあう→嬉しくて一緒にパズルをやるようになります。それから他のお友だちとも滑り台やおままごとも一緒にやるようになりました。最初は大人たちも間に入り一緒におままごとをしていましたが、いつのまにか「パパ・ママこないで」とお友だちとだけ遊ぶようになりました。

アサヒ君
アサヒ君
お子さんなりのペースでお友だちと遊べるようになっていくんだね
幼稚園でお友だちとトラブル
【解決】幼稚園でお友だち付き合いが苦手なお子さんが仲良くなるコツ みんながつまらなそうにしていても遊び続ける 同年齢のお友達が少ない お友達と喧嘩になりやすい 集団で遊ぶの...

まとめ

一番にこだわる子供の癇癪

お友だちと遊ばない4つの理由

  1. 一人遊びが好きだから 
  2. 見通しがたてらない不安があるから
  3. ルールがわからないから
  4. 恥ずかしいから

遊びの8段階ステップ

①感覚遊び 五感で感じる感覚刺激を楽しむ遊び 1人
②一人遊び 一人でオモチャなどを使って楽しむ遊び 1人
③並行遊び 他のお子さんのそばでお互い違う事をして楽しむ一人遊び 1人
④もほう遊び 養育者のマネをして楽しむ遊び 1対1
⑤対面遊び 他のお子さんと一緒に同じ遊びをして楽しむ 1対1
⑥連合遊び 他のお子さんとオモチャや道具をやりとりしながら楽しむ遊び 1対2-3人
⑦ごっこ遊び 複数のお友だちとお互いに役割を決めて楽しむ遊び 1対3-4人
⑧ルール遊び 複数のお友だちとルールのある遊びを楽しむ 集団遊び

友だちと遊べるようになるまでの3ステップ

  • ステップ1:無理に誘わない
  • ステップ2:友達と同じ空間で遊ぶ
  • ステップ3:大人が仲介してあげる

いかがでしたでしょうか?

今回の記事で私が伝えたい事

子ども遊びたくないと思っているのに、周りの大人が集団で遊ぶように仕向けたり、無理に参加させようとすると逆効果になることが多いという事です。

もちろん親や先生の立場としては、心配になりますし、このままではいけないと焦る気持ちもとてもよく分かります。

そんな時は本記事を思い出していただき、無理に遊びに誘うより、お子さんが楽しむことや喜んでいる事を優先してあげ、大人も同じ時間を楽しむことを大事にしてあげて下さい。

大人は無理に誘うのではなく、言葉かけやお手本を示してあげる、仲介してあげる等のサポートに回ってあげることが大切です。

そして、友達と遊んで楽しかったという経験をさせてあげましょう。

そうすると、「楽しかったからまたあのお友達とあの遊びがしたい!」とお子さんが思えるようになります。

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そしてそれが友達との関わりを持ち始めるきっかけになります。

最初のきっかけ作り&楽しかったという経験があれば案外スムーズに友達と遊べるようになります。

大切なのは最初は、大人がそばにいてくれる&慣れた場所がポイントです。

ですので、お友達と遊んだことが嫌な経験にならないよう、お子さんのペースを尊重してあげて下さい。

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トラブルにならないように、最初は簡単な内容で短い時間でも参加できたら褒めてあげるといった配慮で、お子さんが楽しめるようにしてあげるとなお良いでしょう。

それでも中々参加できないという場合には、工夫の仕方を専門家に相談して見るのも良いかもしれません。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

少しでも役に立った&身近に悩んでいる折り合いがいらっしゃいましたら、一人でも多くの子育ての悩みを解決したいので、是非シェアをよろしくお願いいたします。↓↓