- 話しかけても目が合わない
- 返事をしても聞いているのか分からない
- 何回言ってもやらない
- 同じことを何度も言わないと動かない
お子さんが話を聞けずに困ったことはありますか?
何回も言っているのに、聞いていないのか、聞いても分からないのか、イライラしちゃうこともあると思います💡
家の中なら話を聞けるのに、保育園や小学校で先生から話を聞いてないと指摘されて、心配されるお父さん・お母さんも多いです😵😵
ではどうしてお子さんは話を聞けないんでしょう💡
当然お子さんなりの理由があります。
目の前のお子さんにあった話を聞けない理由が分かる事で関わり方もお子さんに合わせていくことができます🌸
今回の記事では、話を聞くのが苦手なお子さんの3つの理由と対応策ついて解説します💡
また、話に意識を向けられるようになる遊びについても紹介します✨✨
最後まで読んでいただくことで、お子さんに話が伝わりやすくなるヒントが分かります🍀
理由が分かれば、聞いていなくてイライラしたなんてことが減りますよ😊✨
ぜひ最後まで読んでみて下さい💡
お父さん・お母さん、先生方の子育ての困り感が少しでも減り、楽しく子育てをしてもらうことを目的にこのブログを続けています。
参考になったと思ったらSNS等で共有してもらえると嬉しいです😊✨
✨自己紹介✨
- アサヒです。臨床心理士・公認心理師です
- 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています
- 子育て相談&発達障害支援を現役で10年以上続けています
- 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています
- 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます
- 私自身、自閉&ADHDの2人の子どもを毎日子育てしています
- さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、現役で働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを提案できます。
- お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています
結論:お子さんが話を聞けない3つの理由と対応
お子さんが話を聞くのが苦手な3つの理由は以下の通りです。
- 刺激に注意がひっぱられやすい
- 言葉での説明を理解するのが苦手
- 聞いた内容を覚えておくのが苦手
どれか一つの理由だけが原因で話を聞くのが苦手という訳ではありません💡
多くのお子さんの場合、いずれかの理由が組み合わさって聞けなくっている場合がほとんどです🌞
どのような理由が当てはまりそうなのか、まずはお子さんの様子を観察してみて下さい🍀
話を聞くのが苦手なお子さん・話を聞けないお子さんへの対応は以下の3つです💡
- 刺激を調整する
- 見て分かるサポートを行う
- 言葉かけを工夫する
これらの対応もどれか一つだけやればいいという訳ではなく、お子さんによって組み合わせていくと、伝わりやすくなります🌸
それでは、これから3つの理由と対応について細かく解説していきます💡
また、今回の記事では、お子さんが話に集中できるようになる遊びについても、紹介します📣
ぜひご家族で一緒に遊んでみて下さいね😊✨
お子さんが話を聞けない3つの理由
さきほど、お伝えした通り、お子さんが話を聞くのが苦手な3つの理由は以下の通りです💡
- 刺激に注意がひっぱられやすい
- 言葉での説明を理解するのが苦手
- 聞いた内容を覚えておくのが苦手
これらをそれぞれ詳しく説明していきます✨
話を聞けない①:刺激に注意をひっぱられやすい
お父さん・お母さんはお話をしている最中、お子さんからこんな発言聞いたことないですか?
- ママあれなあに?
- ねえ、あのオモチャで遊びたい
- テレビ見てくる
- あそこに犬がいた!
このようにお父さん・お母さんが話しかけているのに、別の話題を急に話始める💡
これは、お子さんが刺激に注意がひっぱられてしまい、話が入ってきていない状態をあらわすサインだったりします⚠⚠
お子さんが気になったから自分で注意をそらしているんだと思いがちですが、実は自分で意識して注意を向けているわけではありません💡💡
強制的に注意がむいてしまうんです。
刺激にひっぱられるというのは、自分で意識を向けているのではなく、刺激(テレビ・オモチャ等)の方からお子さんの意識をひっぱっているんです。
特に耳から聞こえる音(お父さん・お母さんの声かけ)より、目から見える物の方が注意は向きやすいです。
そしていったん、気になる物に意識がひっぱられていってしまうと、注意をお父さん・お母さんの声に戻すのはかなり難しいです!!
ですので、別の刺激(特に目で見えるもの)に注意が向いてしまっている時は、話は聞いていないので、話に意識を戻してあげる必要があるです。
話を聞けない②:言葉の説明を理解するのが難しい
- お父さん・お母さんが話している内容が理解できない
- 何度伝えてもぼーっとしている
- 先生が伝えても動かない
このようにお子さんが話の内容をそもそも理解していない場合、話を聞く態度はとれません💡
お子さんにとっては分からない事を説明されていても集中できないからです😥😥
言葉の理解が難しいと話に集中できる時間は短くなります💧
ですので、いまいちお父さん・お母さんの言っている事が分からない、イメージできないとお子さんが感じていると、集中できなくなってしまうため、結果として、話を聞かなくなってしまうんです💦
話を聞けない③:聞いた内容を覚えておくのが苦手
説明を聞いた後、何をすればいいのか分からず、「何をすればいいの?」と聞きなおすお子さんや、説明した後に同じ質問をされるお子さんがいます📣
このようなお子さんの中には、聞いた内容を覚えておくのが苦手で、忘れてしまったので、聞き直したことで、話を聞いてない!と思われてしまっている場合もあります。
例えば、
- 「今日の朝ごはんはパンだよ」
- 「お山座りで話を聞いていてね」
- 「パパの方見て話を聞いてね」
- 「今日はオヤツ買わないよ」
- 「お風呂入ったらご飯だよ」
このような言葉かけを覚えていられなければどうでしょう?
悪気なく姿勢が崩れたり、朝ごはんはご飯食べたいと言ったり、お菓子かってとだだをこねたりする可能性があります。
そうなると、お父さん・お母さんの立場からすると、話を聞いていない子だと思ってしまいますね😫😫😫😫
それに最初は約束を守っていても、言葉での説明が長くなると、今の説明を覚えておこうとするがあまり、最初に聞いた内容からどんどん忘れてしまいます⚠⚠
また、言われてから時間がたつと、別の事をしていて、すっかり記憶から抜けてしまっている場合もあります💡
話を聞くのが苦手なお子さん:叱るよりも伝える
ここで、少し脱線します‼‼
話を聞けない理由として、
- 刺激に注意がひっぱられやすい
- 言葉での説明を理解するのが苦手
- 聞いた内容を覚えておくのが苦手
の3つについて説明しました💡
これらの理由が原因となって話を聞けないお子さんは多いです📣📣
また、どれか一つの理由が原因で話を聞けないのではなく、これらの理由が組み合わさって余計に話が入りにくい状態になっているお子さんも多いです🍀
このように理由が分かるとお子さんは、わざと話を聞かないわけではなく、
聞けなくて困っているということが伝わったかと思います。
困っている所に怒られるとお子さんからは泣きっ面にハチです。
怒った言い方でつたてしまうのは人間ですので仕方ないです。
ですが、日ごろから怒った言い方になりがちな場合、「怒りの悪循環」について理解しておくことで、怒っても伝わらないと思い出せるかもしれません。
「怒りの悪循環」については、私のnoteで詳しく解説しています。
お子さんとの言葉かけでついイライラした言い方になっているなと思った方はこちらも合わせて読んでいただくことで、冷静に対応できるようになります。
子育てにストレスはつきものです💡
慣れない事・予想できない事の連続だからです😵😵
そんな時に、効果的なストレス解消を知っておくことでお子さんと上手に付き合えるかもしえません💡
ストレス解消法についても過去の記事で紹介していますので、よかったら読んでみて下さい🍀🌸
お子さんに話が伝わりやすくなる3つの対応
話を聞くのが苦手なお子さん・話を聞けないお子さんへの対策は以下の3つです。
- 刺激を調整する
- 見て分かるサポートを行う
- 言葉かけを工夫する
これらの対応もどれか一つだけやればいいという訳ではなく、お子さんによって組み合わせていくと、伝わりやすくなります💡
話を聞けない子への対応①:刺激は少なくする
一つ目の理由でもお伝えした通り、話を聞くのが苦手なお子さんの多くは、刺激に注意が引っ張られてしまいます💡
ですので、伝わりやすくするには、注意が他の刺激(特に目で見える物)にひっぱられないように、周りの環境を整える必要があります🍀✨
ご家庭の中では以下の工夫を試してみて下さい💡
- お子さんの目線の先が、カーテンやカベ側等、刺激が少ない場所で伝える
- お父さん・お母さんの後ろに気になる物を置かない
- 布やレールでオモチャを隠してから伝える
上記の例のように、なるべくお子さんの注意を引くようなものが視野に入らないようにしげあげることで伝わりやすさはグンッ!とあがります👍👍👍
話を聞けない子への対応②:目で見て分かるようにサポートする
聞いた内容を覚えておくのが苦手なお子さんは、言葉の以外の手がかりがあると伝わりやすくなります。
以下のようになるべく見て分かる手がかりを使ってみて下さい。
- 絵カード
- 写真カード
- 文字
- スマホ
例:朝や夜の身支度は流れをお子さんの目に入りやすい場所に貼っておきましょう
自分から身支度ができるようになるには、トークンエコノミー法がおススメです。
⇒言う事を聞かない子が変わる「トークンエコノミー法」の成功の秘訣
文字で伝える時は、ふせんやホワイトボード、メモ書き等なるべく簡単でいいので、忘れないように書き残してあげることで覚えていられます。
おでかけする場所を何回言っても分からない、すぐに忘れてしまう時はスマホでその場所の写真を見せてあげたり、経路を見せてあげるとイメージできるお子さんも多いです。
タブレット一つで解決!?
塾や習い事教室に行かなくてもタブレット一つで、小学校にあがる前までの必要な準備が全てできるスマイルゼミを試してみてもいいかもしれません😊✨
家の子もずっとやっていましたが、話を聞く姿勢や態度も分かりますし、言葉の理解も育ちます🍀
何よりも言われた内容を忘れやすいお子さんにとっては、ひらがな文字を覚えてしまうことで、文字を頼りに行動できるようになるので苦痛が減ります!
実際に家の子も忘れやすさと不注意を指摘されていました。
ですが、スマイルゼミのタブレットでひらがなを楽しく覚えられたので、家の中や園の先生にも協力してもらい、メモ書きを活用して、話を聞ける様になりました。
保育園から帰ってきて、動画やゲームをするよりよほど成長するよい時間でした✨
保育園からでもできることは沢山あります💡
資料請求や無料のタブレット体験もできますので、お子さんが就学前でしたら、せっかくの余暇時間を有効活用してみてください😊✨
話を聞けない子への対応③:言葉かけを工夫する
話を聞くのが苦手なお子さんには、以下のような言葉かけを工夫していただくと伝わりやすいです💡
刺激に注意がひっぱられやすいお子さん:
- 注意を向けてから話すようこころがける
- 意識がそれている際は、名前を呼ぶ、肩をトントンと叩く
このように話し手に注意を戻してあげてからやるべき行動を伝えると取り組みやすいです。
説明の理解が難しいお子さん:
- 具体的な言葉かけにかえる
- ちゃんとしてより、背筋を伸ばして
- 急いでよりも走って
- 一度の説明で理解できたか確認してあげる
上記に加えて、やはり目で見て分かるサポートをしていた方が伝わりやすいです。
聞いた内容を覚えておくのが苦手なお子さん:
- 伝える内容を短くコンパクトに伝える
- 一度に全部ではなく、一つ一つ順番に伝える
刺激が少ない場所で、目で見て分かるサポートを使いながら、お父さん・お母さんに注意を向け、短く具体的に伝えるのが一番伝わりやすいかもしれません!
お子さんが話が聞けるようになる遊び
話に意識を向け続けられるようなお子さんに育っていくには、厳しく伝えるのではなく、
遊びを通して、最後まで聞くくせを身につけてあげることも大切です。
以下にご家庭でもできる話に意識を向け続けられるような遊びを紹介しますので、ぜひ今日からでも試してみてください。
話が聞けるようになる遊び①:スリーヒントクイズ
カード形式:
聞いた説明を記憶し、それに合った絵を探すことで言葉の短期記憶(ワーキングメモリー)と言葉の意味理解という2つの能力が同時に養われます👍👍
最後まで聞いていないとどのカードか分からないので、ずっと聞いている力もつきます😁✨
なぞなぞ形式:
言葉でヒントをだしてあげることで、言葉からイメージする力が育ちます💡
こちらも、お子さんが質問するパターンでもOKですし、お父さん・お母さんがヒントをだしてお子さんに答えてもらうパターンでもOKです🍀
話を聞けるようになる遊び②:伝言ゲーム
家族で伝言ゲームをするのも楽しいですね😊✨
伝言ゲームは相手の話した内容を正しく聞き取る練習になります✨
伝言ゲームの内容自体も短いので、お子さんも言葉に注意を向けやすいです🍀
話が聞けるようになる遊び③:我が家の場合
よーい、うどん!
我が家ではよく、「よーい、どん!」と言ったらはじめというルールを作って「よーい、うどん!」「よーい、バトン!」等、別の言葉をいって、最後までによく聞いてスタートしようという遊びをしていました。
子どもが小学生になっても楽しく遊べるのでおススメです。
なんじゃもんじゃ
12種類のカードをめくり思い付いた名前をつけ、同じものが出たらその名前ををコールするゲームです💡
4歳のお子さんから大人まで家族で盛り上がるゲームですし、他の家族が名付けたモンスターの名前をしっかりと覚えていないと勝てないので、注意して聞く練習になります📣
子どもが保育園の時に、不注意傾向を指摘されてからずっとやっているのですが、小学校高学年になった今でも楽しく遊んでいるのでおススメです🌸
いずれの場合もお子さんが楽しく遊べることが何よりも大切です。
楽しく話に注意を向けられる練習するための機会にお役立てください😊✨
まとめ
以上のように、話を聞くのが苦手なお子さんの多くは、わざと聞かない訳ではありません。
ですので、まずは、お子さんに伝わりやすい環境を整えてあげましょう😊✨
少しでも安心して小学校に
お子さんがまだ幼児の場合、理解が心配、保育園の頃からできることは試してみてみたいと思うお父さん・お母さんも多いと思います💡
小学校にあがる前までの必要な準備がタブレット一台で全てできるスマイルゼミを試してみてもいいかもしれません。
我が家の場合は、何より楽しくひらがな文字を覚えられたので、メモ書きを活用して、話を聞ける様になったことが一番の成果だったなあと思います🌸
私も何回も伝えないといけないというイライラから解放されました😁👍👍
保育園から帰ってきて、ゲームをするより、子ども自身の力になるので有効でした✨
ただ動画やテレビをみたりゲームするぐらいなら、楽しくゲーム感覚で小学校に必要なスキルを身につけられるのでおススメです💡
もし困っていたら何もしないでいるよりまずは試してみて下さい。
お子さんが変わるきっかけになります🌸
資料請求や無料体験もできますので、せっかくの余暇時間を有効活用してみてください。
怒りの悪循環に気をつけて下さい
特に年齢が幼いお子さんの場合、内容が分からなかったのに怒られたり、忘れてしまったので、聞き直したら叱られてしまったりしたことで、自信をなくしてしまいやすいです💦
怒られたくないから分からないままじっとしているお子さんもいました😫😫
ついつい怒りっぽい口調で伝えていたなと思う方は、「怒りの悪循環」やになっているかもしれません。
どうしても話が聞けなくて困ったら
今回の記事でご紹介した対応や遊びを試してみてもどうしても話を聞けないようでしたら、専門家に相談するのもおススメです。
楽しく話が聞けるように対応してみてください
今回紹介させていただいた、話に注意を向けられるようになったり、言葉の意味を理解したり、言葉からイメージする力を育てる遊びはおススメです💡
話を聞けるようになるだけでなく、親子の絆も深められるチャンスですのでぜひ遊んでみてください。
過去の記事も参考にしてみてください
話を聞くのが苦手なお子さんの多くは、刺激にひっぱられしまい、じっとしていられない、テンションが上がりすぎる等の行動もみられます📣
過去の記事でそのような行動への関わり方についても解説しています😊✨
お子さんに当てはまる行動についてはそちらも合わせて読んでみて下さいね🍀
お父さん・お母さんの不安や焦りはお子さんにも伝わりやすいです。
まずはお父さん・お母さんが安心して子育てができるよう、得られるサポートを活用していきながら、ご自分の時間も大切にして下さい。
今回の記事が少しでもお父さん・お母さん、そしてお子さんのお役に立てれば嬉しいです。
もし、参考になったらSNS等で広めてもらえると嬉しいです😊✨
noteもやっています。
「朝日/臨床心理士・公認心理師」というアカウント名ですので、是非のぞいてみて下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました🍀