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【3つのポイントを紹介】自信がないお子さんが自信を持てる接し方のコツ

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  • 人前に出るのに緊張する
  • 諦めやすい
  • なかなか取り組めない
  • 思っていることを言えない
  • 表情が変わらない
  • 些細なことで怒りやすい

お子さんのこのような行動、気になった事はないでしょうか?

いつも見守っている大人からすると、いつもはできるのに、なんでやらないのと心配したり、時にはイライラされることだってありますよね。

実はこのような行動の背景にはお子さんの自信のなさがあったりします。

自信がないお子さんの特徴には上記以外にも様々みられ、手が出る、飛び出る、自分を叩く等の問題行動となって現れやすい場合もあります。

前回の記事では、そんな自信がないお子さんの特徴や原因について解説し、その場でできる対応や気をつけたい接し方、言葉かけの工夫についてご紹介しました。

【関わり方のコツを心理師が解説】自信がない子の原因と特徴自信がないお子さんが自信を持てる関わりを知りたくないですか?今回の記事では、自信がないお子さんの原因を理解し、関わり方を工夫することで、自信が持てるようになれるようなるコツを紹介してあります。...
  • できない所ではなく、できている所に注目してあげる
  • 頑張れではなく、頑張っていることを認めてあげる

このようなお父さん・お母さん、先生方といった周囲の評価・見方を変え見るだけでもお子さんへの言葉かけは変わります。

周囲の言葉かけが変わるだけで、お子さんが小さな成功を実感できたり、安心できたりすることで、自信を持ってチャレンジできるようになっていくことを解説しました。

大人がお子さんに対する理解(この子ってこういう子だよね)を再度見直してみて、お子さんの小さな成長に目を向けらえるようになれたら、それはお子さんの持っている成長する力に気づくきっかけになります。

成長する力があると気づけることで、余裕を持ってお子さんの様子を見守れるようになりますし、お子さんにもその余裕が伝わり、安心感につながります。

ですが、お子さんへの理解を見直しても、中々成長を感じられない場合もあります。

みつけようとしても、お子さんの成長の力に気づけないこともあるかもしれません。

そんな時、お子さんを理解してあげたいけど、どんな風に関わってあげればいいんだろう?接し方が分からないと、悩んでしまう時もあるかと思います。

そこで、今回の記事では、成長が感じられないと思った時の対応方法や、お子さんとの関わりでお子さんが自信を持てるようになる3ステップの対応方法について解説していきます。

最後まで読んでいただくことで、お子さんの成長に気づけたりやお子さんの自己肯定感につながる接し方についてのヒントが分かるようになります。

お父さん・お母さん、先生方の子育ての困り感が少しでも減り、楽しく子育てをしてもらうことを目的にこのブログを続けています。

今回の内容も実際の有料の子育て相談でもお伝えしているようなかなり有益な内容が盛りだくさんですので、是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。

✨自己紹介✨

  • アサヒです。臨床心理士・公認心理師です
  • 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています
  • 子育て相談&発達障害支援を現役で10年以上続けています
  • 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています
  • 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます
  • 私自身、自閉&ADHDの2人の子どもを毎日子育てしています
  • さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、現役で働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを提案できます。
  • お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています

自信がないお子さんへの接し方の3ステップ

自信がないお子さんや、お子さんの成長を感じられない際に、とっていただきたい接し方は以下の通りになります。

  1. お子さんの言葉を否定せずに聴いてみる
  2. お子さんが自己決定できる余裕を持って関わる
  3. 大人も一緒に考える
こんなの簡単じゃん!

と思うかもしれませんが、実際にやってみるとどうでしょう?

ついつい指摘(否定)しまうことあるのではないでしょうか?

ではどうしてこの3ステップの対応がお子さんが自己肯定感や成長を感じる為に重要なのかについて解説していきます。

1:お子さんの言葉を否定せずに聞いてみる

過去の事を昨日と話す子ども

お子さんの理解に困ったり、どんな言葉かけがいいのか迷った時は、お子さんを責めたり、お子さんを理解できない自分を責めたりするのではなく、お子さんに聴いてみましょう。

どうして欲しいか、その答えはお子さんの中にしかないからです。

大人がお子さんに話しかけることは多くても、お子さんの話を最後まで聞くことは少なかったりします

事実、相談しに来談されるほとんどのお子さんから、

お子さん
お子さん
誰も相手にしてくれなかったのに、真剣に聞いてもらえてうれしかった

というご感想をいただきます。

それだけ、話を聞いているつもりでも、実はお子さんの話を最後まで聞く事は少ないんです。

支援会議の場で担任の先生と一緒に生徒さんの話を聴く為の時間を作ることがあります。

そんな際に、「先生に怒られると友達からも馬鹿にされると思って感情を殺してました」と良かれと思っていた関わりが実は裏目に出ていたという発見があります。

また、「真剣に聴いてもらう時間が本当に嬉しかったです」と清々しい表情をし退室されるお子さんもいます。

このように、「ちゃんとお子さんの話を聴いておけばよかった」と、話を聴くことの大切さを実感する瞬間が日常の中で何度もあります。

それだけお子さんは自分の話を聴いてもらいたいんだなと、お子さんの支援をしていると毎日のように感じます。

しっかりと聴いてもらって、出来事を振り返えれたり、共感してもらったり、自分の話が伝わったという体験は、話せたという実感を強く感じる事ができます。

そしてその実感は、最後まで言えたというお子さんの自信(自己肯定感)に繋がります。

また、話を聴いてもらったことで自分の過去や現在を肯定できるようになり、自信を持って過ごせるようになるお子さんもいます。

もし、お子さんの成長を感じられない、どんな言葉かけをすれば迷っている際は、

  • 「パパ(ママ)は◯◯君(ちゃん)がこうなるといいなと思って、言ったんだっけど、あんまり言ってほしくない?」
  • 「(なんて言ってほしかった?)」
  • (どんな気持ちになる?)」
  • 「パパ(ママ)のこんな対応どう思う?」
  • 「今心配な事はなーに?」
  • 「今こんなこと習っているけど、本当に頑張ってみたいことはある?」
  • 「今どんなことを頑張っているの?」
  • 「学校楽しい?心配なことはない?」

このように、どんな言葉でもいいので、お子さんの声に耳を傾けてあげる時間を作ってみてください。

おそらく、最初はお子さんは「別に」「困ってない」「気にしてないよ」等というかもしれません。

もしお子さんが自信を持てずにいたら、最後まで言えるか不安だからです。

伝わらないかもしれないと不安や、どうせ話しても意味ないという諦めもあるかもしれません。

ですが、意見やアドバイスはせずにお子さんが自分のいいたいことを言えたという体験の積み重ねが自信になり、本当の気持ちを安心して人に伝える土台になります。

ですので、最初は聴いたけど何も言わないじゃんと思いつつ、お子さんの声に耳を傾ける機会を作ってみて下さい。

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
そんな機会どうすればいいの??

と思った方は、過去の記事を読んでいただければ、話を聴く機会を作れますので、参考にしてみてください。

2:お子さんが自己決定できる余裕を

お子さんにアドバイスや指摘をしたとします。

それはお父さん・お母さん、先生方が良かれと思ってしてくださったんだと思います。

お子さんは、そのアドバイスを素直に聴いてくれる時もありますが、いつもそのアドバイスに従うとは限りません

習い事や学習も同様のことが言えます。

「お子さんの成長の為に!」「将来役に立つから!」という願いから習いごとを進めることもあると思います。

そんな時に「嫌だ」「やりたくない」「できない」等とお子さんが言える心の余裕を残しておいて下さい。

進めた大人からすると、あまり望ましい答えにはなりませんが、大人の提案に対して、自分で選んで自分で決めたという体験が自己肯定感につながっていくんです。

またやるかやらないか、お子さんが選択し意思表示できる関係性から親子の信頼関係を深めることにもつながります

例え「やりたくない!」と言われても、お子さんの意見を否定せずに聴いてあげることで、ただ単に提案を断ったわけではないことが分かる場合があります。

  • やりたいけど、できるから分からないからやりたくない
  • 自分のやりたいことは別にあるからやりたくない
  • 本当は◯〇をやりたい
  • 興味あるけど今はまだやりたくない
  • やったことないし、見学もしてなくて分からないから嫌だ

このように例え、アドバイスや提案に対してお子さんが「NO」を言ったとしても、それは見通しが持てない不安ややってみたいけど分からない、どうやればいのか分からない、他にもやってみたいことがある「NO」だったりするんです。

ですので、大切なことはお父さんやお母さんがお子さんの味方でいてあげることです。

  • 何かをやらされるのがイヤだ
  • やりたくないのに断れない
  • 毎日生活するだけで精一杯
  • これ以上頑張れない

自信の持てないお子さんは、もしかたら「NO」と言えずに、頑張っていることが既にあるかもしれません。

学校での宿題に加えて、塾に通信教育を行っていた、お子さんがいます。ですが、本当は宿題で精一杯だったのですが、塾や通信教育にも毎月のノルマがあり、親は学校や塾の味方となって、無理矢理にでも学習を強要していました。その結果、勉強に対する強い抵抗感が出てしまい、学校も休むようになり、勉強が手につかなくなってしまい、相談に来られました。

実はこれはある特定の児童というわけではなく、相談に来られるお子さんのあるあるなんです。

お子さんは自分の意見を聞いてもらえず、「NO」とも言えない環境の中で生活してきているので、困っていることはあると聞いても「ない」と答えがちです。

何を行うにも自信を持てなくなってしまい、自分の意見も言えなくなってしまうんです。

そんな時に、大変だったら「やりたくない」と言える関係性が家族の中で築けているとお子さんのヘルプにもっともっともっと早い段階で気づくことができます。

大人もそうですが、既に頑張っているのに気づいてもらえないと疲れてしまいます。

それに頑張らないと認めてもらえない状態が続くような環境では、自己肯定感は下がり、ますます自分に対して自信が持てなくなります。

素の自分のではなく、頑張っている自分ではないと認めてもらえないからです。

自信がないお子さんが自信を持てるようになる為の関わりはとても難しいわけではありません。

日々のコミュニケーションの中での工夫は、

  1. お子さんの話を聴いてあげること
  2. お子さんがやりたくない時は「NO」と言えること
  3. 自分で選んで決定できる関係性を築いておくこと
  4. 学校の味方ではなくお子さんの味方でいてあげること

この5つのポイントを意識して関わるだけで、お子さんは自信を持てるようになっていくんです。

3:一緒に考える

子育てに悩んだり、困ったりしないお父さん・お母さんはいないのではないでしょうか?

どうしたらいいのか分からなくなることや、お子さんの関わりが、これでいいのかな?と不安になることもあると思います。

そんな時は親も悩んでいる事を正直にお子さんに伝えてもいいと思います。

ママさん
ママさん
良かれと思ってこうした方がいいよって言ってるんだけど、合っているかママもなやんでいるんだよ、もし違うなと思ったら教えてね
パパさん
パパさん
どうした方がいいか分からないから、一緒にどんな事ができるか、何個か選択肢を考えてみない?

お父さん・お母さんも自分の思っている事や気持ちをお子さんに伝えてあげてみて下さい。

お子さんと一緒に考えていこうとする関わり自体が、お子さんに「お母さんは味方でいてくれてるんだ」と実感させることができます。

一緒に考えるということは、同じ問題について、対立するのではなく、親子で同じ方向を向いていることになります。

お互いに思っている事を言葉にしながら、できることを考えていくことで、しっかりと向き合ってくれたという体験ができます。

そしてその体験がお子さんに大人への信頼感と安心感を与えてくれます。

安心できるからこそ、自信をもって自分の意見を言えるようになり、それを認めてもらうことで自信が持て、悪循環から好循環へと変化していくことになるんです。

自信が持てないお子さんは、嫌だと言って泣いたり、言い訳を言ったり、適当な理由をつけるのもうまくできません。

ですが、自分の気持ちを伝え、相手と違った意見の時に「NO」と言っても受け入れてもらい、一緒に考えてくれる相手がいることで、自信が持てるようになり、お子さんの表現も少しずつ変化していきます。

そんな小さな成長を感じつつ、お子さんを見守っていただけると様々なことに自信を持って取り組めるようになっていけます。

大切なことは、そばにいる大人との関係性の中で自信は育まれていくということです。

何かお子さんが自信がなくなっている時、お子さんの味方でいてあげられているか、思い出してみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

毎日の子育て自体がとても素晴らしいことです。

私も一人の親として本記事を最後まで読んで下さったお父さん・お母さんを心から尊敬しております。

お子さんのペースを大切にしようと思っても、穏やかな気持ちでいらない時もあります。

そんな時は、お父さん・お母さんも考え、悩みながらやっていることを打ち明け、一緒に探してみてはいかがでしょうか。

  • お父さん(お母さん)は〇〇君の事が心配になって、いいかなと思ってこうした方がいいよって言うんだけど、なんか違うと思ったら言ってね
  • 自分でどうしたらいいのか分からない時は、一緒に考えようね
  • 一緒にいくつか選択肢を考えるから、何がいいか探そうよ

このように考えながら、できることを一緒に考えていく姿勢はお子さんとお父さん・お母さんが同じ方向を向いていています。

大人も自分の中の不安な気持ちをお子さんに伝えてもいいんです。

同じ方向を向きながら、思っている事を伝える事は、お子さんと一緒に考えようとしているんだよという姿勢がお子さんに伝わるからです。

そのような関わりの中でお子さんは、お父さん・お母さんは自分の味方で理解者なんだという実感が持てます。

お互いに意見を出し合い、違うと思った事を素直に言い合える関係性の中だからこそ、お子さんは、自分に向き合ってくれているんだと感じられ、安心して自分をだせるようになるんです。

勉強で親子が敵対しない為にも、お子さんに合う勉強方法を

親子関係で一番悲しいことは、勉強の事で親子が対立する事です。

特に宿題に関しては、お子さんが苦手意識を持っている場合、お子さんの学習のペースに宿題の内容があっていない可能性があります。

宿題がお子さんのペースに合った内容ならいいのですが、そうでないとお父さん・お母さんは学校側の味方となり、宿題というノルマを無理矢理課せてくる敵としてお子さんは認識してしまうことがしばしばあります。

勉強と言う本来は学校で完結できる課題で親子関係が悪化してしまう事はとても切ないですし、お子さんの自己肯定感が下がり、自信が持てなくなります。

また、親を敵だと認識するとお子さんは自分を出せなくなってしまいます。

ですので、私は学習は、お子さんが自分のペースで楽しくできる無学年式をお勧めします。

チャレンジやZ会も有名ですが、次の教材の期日が決まっていてそれがノルマになって勉強が苦しいとのお子さんの声も耳にすることが多いです。

相談にくるお子さんの中でもすららネットさんと天神さんは継続して長く続けられるお子さんが多く、いずれも自分の好きな所から勉強ができる無学年式です。

資料請求をしていただくことで、無料の学習体験ができます。

チャレンジやZ会も有名ですが、次の教材の期日が決まっていてそれがノルマになって勉強が苦しいとのお子さんの声も耳にすることが多いです。

相談にくるお子さんの中でもすららネットさんと天神さんは継続して長く続けられるお子さんが多く、いずれも自分の好きな所から勉強ができる無学年式です。

例:小学5年生のお子さんは、英語の中3レベルの教材を終わらせ、英検準二級に受かりました。

学校の勉強だけなら苦痛だったけど、無学年式で自分の好きな事を極められたと話してくれました。

そして苦手な算数もやってみようと自分からやる気になったんです。

これが本当にお子さんのペースの合わせた学習なんなんだなと思います。

勉強が楽しいと思えれば、お子さんは自分から進んで学ぶんだなとつくづく実感しました。

どんな学習方法がお子さんに合うか、それは、試してみないと分かりません!!

もちろん、無学年式よりもチャレンジやZ会のような学年に合った勉強方法が自信につながるお子さんも当然います。

ただ、いずれの学習教材も資料請求や体験学習は無料ですので、まずはどちらも試してみてはいかがでしょうか。

もし、勉強の事で言い合いになる、お子さんの宿題で関係が悪くなるというお父さん・お母さんがいらっしゃいましたら、無学年式なら、お子さんが楽しく勉強できる可能性があります。

今の関係のままお子さんの自信がなくなってしまうよりは、まずは試してみてはいかがでしょうか。

気になった方は下記のリンクから是非資料請求をしてみて下さい。

お子さんが宿題に苦手意識があったり、授業の難しさを感じている方は、勉強が好きになるチャンスになるかもしれませんので、下記のリンクからお気軽に資料請求だけでも申し込んでみてください。