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【どうして!?が分かる】イヤイヤ期のイヤイヤになる6つ原因と成長

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お子さんのイヤイヤ期に困っていませんか?💡

何が原因かも分からず急に嫌がったり、いつも通りの対応しても泣いたりするとどうしたらいいのか分からないですよね😵‍💫

外出した際は、周りの目も気になるし、泣きたいのはこっちの方!と思う事もありますよね💦

我が家の例: 私も買い物の最中に下の子が「ジャムを自分でとりたかった!」と大泣きし、スーパーの床で寝転がって、手足をバタンバタンさせ大変でした💧

この状態がいつまでも続くんじゃ?

と、イヤイヤ期がいつまで続くか分からず、つらい時期だったりもしますよね。

このまま育ったたらわがままな子に育っちゃうんじゃないか心配

と相談にこられた、お父さん・お母さんもいらっしゃいました。

イヤイヤ期は、お子さんになんでもかんでも拒否され、親としても頭にきて、怒りたくなるのは当然です。

ですが、そんなイヤイヤ期、実は、お子さんにはとって、とてもとても重要な発達時期になるんです。

そして、イヤイヤ期の言葉かけによっては、自己肯定感の高いお子さんに育つ可能性があることご存知でしたでしょうか?

自己肯定感が高いと、難しいことでも「頑張ってみるか」とチャレンジできる気持ちが育ったり、「上手くいかなくてもまた頑張ろう」という粘り強さを発揮できたり、失敗から立ち直れるようになれます。

今回の記事では、

  1. イヤイヤ期はいつからいつまで続くのか?
  2. イヤイヤ期のお子さんの特徴
  3. イヤイヤの6つの原因ーどうしてイヤイヤするのー
  4. イヤイヤ期をプラスに考える

上記の4つのポイントについて、詳しく解説させていただきました。

最後までよんでいただくことで、

  1. イヤイヤ期はお子さんが発達上、重要な時期であること
  2. どうしてイヤイヤが起きるのか
  3. イヤイヤ期とお子さんの脳との関係

以上の3つが分かります。

  • どうしてこんなに泣くんだろう?
  • どうしてすぐにイヤイヤになるの?
  • なんでこんなにイライラするんだろう?
  • いつまでイヤイヤ期は続くんだろう?

と悩んでいるお父さん・お母さんは今回の記事で、その原因がみつかるかもしれません。

原因が分かる事で、お子さんに合わせた関わりもみつかります💡

関わりのコツが分かる事で自己肯定感を伸ばす言葉かけも分かるようになります💡

どうして?というお子さんへの関心がお子さん自信を育む第一歩になるんです。

次回以降で、お子さんのイヤイヤ期を楽しく乗り越えていくための関わり方のコツについても解説していきます。

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今回の記事を読んで下さることで、どうしてイヤイヤ期になるのか理解が深まりますので、イヤイヤ期に困っている周りの親御さんにも正しい情報を教えてあげられます。

公認心理師の立場として、イヤイヤ期のお子さんの内面でおこっている事を心理学に基づき解説してありますので是非最後まで読んで下さると嬉しいです😊✨

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✨自己紹介✨

  • アサヒです。臨床心理士・公認心理師です🍀
  • 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています🍀
  • 子育て相談&発達障害支援を10年以上続けています🍀
  • 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています🍀
  • 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます🍀
  • 私自身、自閉&ADHDの2人の子どもを毎日子育てしています🍀
  • さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを日々実践しています🍀
  • お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています🍀

結論

今回の記事の結論は以下の通りです。

結論
  • イヤイヤ期は、何でも自分でやりたいという、自我の成長に大切な時期を迎えた証拠です。
  • 自分の好きなことややりたいことをみつけていく時期です。
  • 脳の発達とともにお子さんのイヤイヤ期には必ず終わりがきます。

それではどういうことなのか、解説してきます😊✨

イヤイヤ期はいつから?いつまで続くの?

嫌な事から逃げ出す子ども

そもそも、イヤイヤ期とは、2歳前後の子どもが「イヤ!」「 ダメ!」と自己主張が強くなる時期のことを指します。

何でも自分でやりたい気持ちが育ち、今までお父さん・お母さんにお世話されていた状態から、自分でやってみるという、自立の為の一歩を踏み出す重要な時期といえます。

イヤイヤ期がいつからはじめるのか?それは、お子さんが自分という存在に気づいて始まるんです

イヤイヤ期は、これまでは鏡や写真に映る自分を自分と認識できなかったお子さんが、鏡や写真をみて自分の存在を認識できるようになったところから始まります

自他の区別がつき、誰かに言われたことは、自分のやりたいことではないので「嫌!」と、主張するんです💡

ですが、好きな事はまだ分からないですし、言葉で上手く言えないので、「イヤ」「やらない」としか主張できません😫💦

そんな自分と周りの人の違いに気が付き始め、意識するようになる1歳半から3歳後半程度までのイヤイヤが最も顕著にみられる時期が「イヤイヤ期」と呼ばれています。

アサヒ君
アサヒ君
お子さんによっては4歳以降も続くこともありますし、お子さんの発達によっては、幼少期は大人しく、小学校以降にイヤイヤ期がくることもあります。

イヤイヤ期:大人がお子さんの様子をみてつけた名前です。

お子さんの心理面からすると、「自分がやりたい」、「自分で自分で」という気持ちが成長していく、「自我が成長していく時期」ともいえるんです。

さらには、イヤイヤの中から自分のやりたいこと・好きなことを見つけていく、「自分探しの時期」とも言えます。

4歳以降になると、認知面や言語面が発達するので、イヤイヤせずに表現が多様になっていくので、自然とイヤイヤ期が終わっていく場合が多いです。

⇒ですので、お父さん・お母さんにまず知っておいてもらいたいのは、イヤイヤ期はいつまでも続くのではなく必ず終わりがくる!ということです。

小まとめ:イヤイヤ期はいつから始まり、いつまで続くのか?

年齢差はありますが、1歳半から3歳後半まで続く場合があります。

イヤイヤ期のお子さんの特徴

イヤイヤ期のお子さんによくみられる行動の特徴を以下にまとめてみました。

以下のような行動がみられるようになってきたら、イヤイヤ期の始まりかもしれません💡

今までずっとみられていたこのような行動が最近みられなくなってきたと思ったら、イヤイヤ期の終わりがみえてきているのかもしれません。

  • 一番分かりやすい特徴:お洋服をたたんであげたら、「〇〇ちゃんがじぶんでやる!」とやり直す、「やり直し行動」があります📣
  • 基本的には自分のやりたいこと・好きなことに向かって一直線で、それができない・やれないと感情的になりやすいです📣
  • 身の回りのことをなんでも自分でやりたくなりますが、思うようにいかないとイライラします📣
  • 物の置き方や食器の位置等、何でもいつも通りでないと泣くことがあります📣
  • ご飯食べたくない、お風呂入りたくない、歯磨きしたくない、お着替えしない等々、日常生活の事が何でもイヤイヤになる日があります📣
  • 公園に行っても順番を守れない事や、帰りたくなくて泣くことがあります📣
  • 買い物でほしいものが買ってもらえないと大泣きすることがあります📣

※時期がさまざまなように、お子さんの個性や発達によって、イヤイヤの強度もさまざまです💡

イヤイヤになる原因-どうしてイヤイヤするの?-

ここまでで、イヤイヤ期はお子さんの自立の第一歩であり、好きな事をみつける自分探しの時期であり、イヤイヤ期特有の行動の特徴がみられる事が分かっていただけたかと思います。

では、どうして、イヤイヤになるのか、その原因について、解説していきます。

1:自分でやりたいけど上手くできない。

・イヤイヤ期は、自我の発達時期ですので、自分でやりたい気持ちが強くなります。

・自我だけでなく、身体・認知の発達により、食事や運動、着替え等、今までやってもらっていたことが少しずつでも自分で出来るようになってきた時期でもあります。

できるようになってきた事で、自分一人でもやってみたいという気持ちが当然生まれます。

お子さんの心の中では、やりたいけど上手くできない、出来ないからイライラしてきます💦

そんな姿をみて、お父さん・お母さんとしては、手伝ってあげたい気持ちがでてきます💡

ですがお子さんは全部自分でやってみたい気持ちが強いんです。

⇒そこで、出来ない事のイライラや、手をだされる不満がたまっていくのですが、その不満を上手く言えず、手伝いを「イヤイヤ」と拒否するんです。

このようにして、やりたくても上手くできない事が原因で「イヤイヤ」になるお子さんは多く、思い当たることもあるお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?

2:言葉で伝えるのがまだ苦手

やりたくない事、「こうしたい!」と言いたい主張がすべて「イヤ」になります。

伝えたい気持ちを上手く言葉にできないので、「イヤ」「やらない」で返事をしてしまうんです😫💦

ですので、「イヤイヤ」と言い続けるのは、お子さんの中で、「なんか違うなあ」「これじゃない!」という気持ちがあるからです💡

「イヤ」を伝えられても、「どうしたいのか」、「何が好きなのか」はまだ表現できません💦

ですので、「イヤイヤ」と言ったり、泣いたり、イライラしたりするんです😣

3:脳が未発達

育児や子育ての悩み

ご相談に乗っていると、

イヤイヤ期は甘やかして育てたせい!
なんでもそろう環境がいけない!

と指摘され、傷つくお父さん・お母さんが多いです。

ですが、イヤイヤ期は家庭の環境や育て方のせいでもありませんのでご安心下さい。

この時期に大泣きしたり、大暴れしたり、イライラしてしまうのは脳の「前頭前野」が未発達だからと言われています🧠

脳の前頭前野🧠:  気持ちや欲求をコントロールしたり、注意や集中を維持させたり、計画できるようになる脳の部位です。

その部位が発達してきたところなので、欲求や気持ちのコントロールができず、癇癪になったり、集中が続かず、順番を守れなかったり、計画できずにおもらししてしまったりするんです。

ですが、逆をかえすと、4歳以降は前頭前野が発達し、我慢できるようになるお子さんも多いです💡

脳の発達とともに確実にイヤイヤ期は終わっていきますので、イヤイヤ期はお子さんの脳が今まさに発達していることを親が実感できる、貴重な時期ともいえるんです😊✨

アサヒ君
アサヒ君
原因が分かってくるとだんだんポジティブにとらえられてきますよね。

4:気持ちのコントロール・気づきがまだ苦手

この世界に生まれてまだ2-3年しかたっていないので、気持ちをコントロールしたり、気持ちを表現するのは苦手で当然です🚨🚨

先ほどの原因の通り、これは脳の前頭前野という部分が未発達なことが影響しています。

実際に幼児期になってきても、お子さんの感情は快-不快しか感じられないことが多いです✨

甘えたい、遊びたいのに、反抗的になるのは、湧き上がってくる気持ちをまだ言葉で表現できない&その気持ちを上手くコントロールできないので、泣いてしまうんです💦

疲れている時や眠たい時の不快な気持ち😫: 自分が疲れていると自覚しにくいですし、言葉でも上手く伝えられず、なんかおかしいけど、どうしたらいいか分からず、イライラし、泣いてしまいます💧

5:周囲の大人とのコミュニケーション

この時期のお子さんは「イヤイヤ」を通して人との関わりを学んでいきます。

  • 自分でやりたい気持ちはつよいけど、まだ甘えたい💦
  • 一人でいる時間が増えて寂しい💦

そう思うと、わざと「イヤ」と言ってみたり、思っている事と反対の事を言ってみたりして、親の気を引こうとするお子さんもいます🌸

ですが、親を困らせようと言っているわけではありません💡

どう関わればよいか分からないんです📣

これは大事な社会性の発達でもあります。

信頼関係を基に自分と人との関係性や関わりを学んでいるので、イヤイヤ期を通して、自分の思いを言葉にしていく練習をしているんだと考えるとよいかもしれません。

自他の違いを認識できるようになる時期でもありますので、そのようなやり取りで、自分と相手は違う考えなんだという事に気が付き、自分の行動と相手の反応を意識するようにもなってきます。

ゆうひちゃん
ゆうひちゃん
なんかイヤイヤ期のお子さんって面白いね

6:自分で決めたい

  • 食べないと言うので片づけたら食べると怒る!
  • やらないというのでしまおうとするとやりたいと泣く!

上記のように、お父さん・お母さんと反対の事をいうのは、自分で意思決定をしたいからです💡

自分のペースでやりたい😤!

という気持ちが強いので、お父さん・お母さんに言われるとやりたくなくなってしまう、、でも、やりたいので「やる!」と主張するので、大人からすると、「どっちやねん!」とイライラしてしまうんです🚨

意思決定の芽生えでもあります

  • まだ、やりたいことを具体的に主張することができない。
  • ペースやタイミングを自分で決めたいんだけど上手く伝えられない

このように、あまのじゃくな言い方になってしまうのは、自分で選択して、自分で行動したいという意思決定の芽生えでもあるんです😁👍👍

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事から、お子さんはイヤイヤ期を通して、自我を成長させ、自分の好きなものをみつけていけるようになっていく時期なんだと、お父さん・お母さんに伝わると幸いです🌸

イヤイヤ期は成長の証?

イヤイヤ期のお子さんは様々な成長をしています。

食事面:

手づかみで食べから、スプーンやフォークのような食器を使って食べられるようになります🌟

運動面:

走ったり、ジャンプしたり、追いかけたり、物を投げる事ができるようになります🌟

学習面:

クレヨンや色鉛筆でぐるぐるガキができるようになります🌟

ハサミを使い始めるお子さんもいらっしゃいます🌟

言語面:

2語文や挨拶が言えるようになり、200語程度の言葉を言えるようになるので、おしゃべりが盛んになります🌟

このようにありとあらゆる面が発達して、さまざまな事が自分で出来るようになってくる時期なんですよ😊✨

ですが、まだ未発達な部分も多く、やりたいという気持ちに身体的・認知的な発達がおいつかず、その副産物としてイヤイヤがあらわれるんです😮💡💡

イヤイヤ期をプラスにとらえると?

本能のままに気持ちを表現するは今だけです!

イヤイヤ期は、お子さんの前頭前野が今まさに発達しているんだということを実感できるとても貴重な時期です😊✨

ですが、逆に捉えると、イヤイヤ期を過ぎてしまうとお子さんの脳の発達は中々実感しにくくなっていきます💡

これからの長い人生の中でイヤイヤ期だけ

周囲を気にせず、人目もはばからず、思い通りに行かずに泣いたり、イヤイヤと全身全霊で言えるのはイヤイヤ期だけです🌸🍀

お父さん・お母さんに余裕があれば、お子さんのイヤイヤを眺めつつ、「今だけだから全力でやっておきな」と心の中で応援してあげて下さい😊✨

とは言っても、毎日一緒に生活していると、親だってイライラしちゃいます😠😠

そこで次回の記事では、自我の発達時期(イヤイヤ期)であるお子さんと、楽しく、効果的に関われるコツについて解説していきたいと思います😁👍✨

いずれも心理学に基づいた根拠のあるコツですので、ご覧になって下さると嬉しいです。

アサヒ君
アサヒ君
心理学には、赤ちゃんからご高齢までの、人の心の中に関するありとあらゆる知識がつめこまれています!子育てや育児に活かさない手はありませんよ

また、次回の記事が完成次第、下記に添付していきますね😊✨

イヤイヤ期の対応方法
【プロが解説】イヤイヤ期を上手に乗り切る4つの効果的な対応方法イヤイヤ期のお子さんのイヤイヤにどう対応したらいいか悩んだ事はありますか? 本記事では、イヤイヤ期のイヤイヤを上手に乗り切るための心理学に基づいた効果的な4つ対応方法を紹介しています。 イヤイヤが激しくならず、落ち着いていくための対応のコツが分かりますので、是非読んでみて下さい。...

最後まで読んでくださりありがとうございました🍀