- 子どもの嘘にどう対応しよう
- 嘘をつく心理を知りたい
- 嘘をつかないようになるにはどうしたらいいの?
- 小学生でこんな嘘ついていていいのかな?
お子さんが嘘をついた時に、どのように関わればいいのか迷っていませんか?
厳しく注意しても何回も嘘を繰り返すと、お父さん・お母さんとしても、どうしていいか分からないですよね💦
それに、小学生にもなれば、嘘もだんだん上手になっていきます💡
どこまで本当か分からなくなってしまいますよね。
実は、嘘をやめさせようとどうして嘘をついたのか問いつめても意味がありません。
嘘をつかない人間はほとんどいないからです。
状況によっては自分を守るための嘘をつくお子さんもいます。
嘘をついたからと言って、問いつめるのはかえって、悪影響になる場合もあるんです。
そこで本記事では、小学生のお子さんが嘘をついた時の関わりを、以下の3つのポイントについてまとめました。
- 嘘をついた時の効果的な対応
- 嘘が悪化する注意したい2つの関わり
- 嘘をつきにくく育つためのコツ
以上の3つのポイントを心理学的な視点から実際の具体例も入れ、解説してきます。
この記事を最後まで読むと、嘘をついた時の関わり方が分かるので、お子さんとの信頼関係や家族の絆をさらに深めるきっかけがつかめます。
お父さん・お母さんが上手に対応できるようになることで、お子さんの自己成長にもつながりますので、ぜひ読んでみて下さい。
お父さん・お母さん、先生方の子育ての困り感が少しでも減り、楽しく子育てをしてもらうことを目的にこのブログを続けています。
参考になったと思ったらSNS等で共有してもらえると嬉しいです😊✨
✨自己紹介✨
- アサヒです。臨床心理士・公認心理師です
- 子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています
- 子育て相談&発達障害支援を現役で10年以上続けています
- 年間約1500件以上の子育て支援・相談をしています
- 教師・保育士・小児の作業療法士がいる子育て支援一家で生活してます
- 私自身、自閉&ADHDの2人の子どもを毎日子育てしています
- さまざまな専門家(小児科医・児童精神科医・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等)がいる職場で、現役で働いているので、心理学に基づいた専門的なアプローチだけでなく、常に目の前のお子さんに合わせた多様な関り・アプローチを提案できます。
- お子さんにぴったり合った子育てをみつけてもらいたくて発信しています
結論:嘘をついた時の効果的な関わり
小学生のお子さんが噓をつく背景には、以下のような理由が多いです💡
- かっこよくみせたい
- 誰かを心配させたくない
- 何かを隠したい・ばれたくない
- 自分をよりよくみせたい
- かまってほしい
- まねしてみたい
- 嫌なことをやりたくない
- 自分がズルをしたい等々
嘘だと分かっても、その場では、厳しく叱らないようにしましょう😊✨
嘘が悪化するだけでなく、親子関係にも悪影響があるからです💦
まずはお子さんの気持ちに共感的に話を聴いてあげて下さい🍀
小学生のお子さんが噓をつきにくく育っていくには、嘘をついた時以外の関わり方が重要です。
もし、宿題や勉強の嘘が多いようでしたら、学校での勉強自体がお子さんに合っていない可能性が高いです。
学年に合わせた授業や学習塾や勉強スタイルはお子さんからするとノルマになり、
ストレスを感じる場合があるからです。
ノルマにしばられない、お子さんに合った、本当に楽しいと思える勉強方法がみつかれば嘘をつかずに過ごせるかもしれません。
早めにみつけてあげると、嘘をつく理由がなくなります。
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小学校高学年になると、嘘の背景にお友だちとの関係が上手くいっていない場合もあり、
お父さん・お母さんに心配かけないように、嘘をついているかもしれません。
怪しいなあと思ったら、少しでも多くお子さんとのコミュニケーションを機会をとってみて下さい。
買い物の往復や重い食材の持ち運びは終わりにしませんか?
それでは、具体的な関わり方や育て方のコツについて詳しく解説していきます。
お子さんが嘘をついた時の対応
嘘をつくのは悪いことのように思うかもしれません。
ですが、全てが全て悪い嘘ではない場合もあります。
お子さんが噓をついた時には以下のような2つの対応が効果的です。
- 共感的に話を聴いてあげる
- 正直に話せたらほめてあげる
ほめるなんて意外と思いましたか?
ですが、とっても大切ですので、説明していきますね。
共感的に話を聴いてあげる
低学年にしろ、高学年にしろ、
まずお子さんの気持ちに共感的になって話を聴きいてあげましょう😊✨
小学生の嘘には何かしらの感情・理由が隠れているからです。
では、どうして、すぐにばれてしまうのに、嘘をつくのでしょう。
噓をつく理由はだいたい以下の通りです。
- かっこよくみせたい
- 負けたくない
- 誰かを心配させたくない
- 何かを隠したい、ばれたくない
- 自分をよりよくみせたい
- かまってほしい、もっとみてほしい
- まねしてみたい
- 嫌なことをやりたくない
- 自分がズルをしたい等々
小学生と言っても、低学年は、自分の状況を上手く説明ができず、心配かけたくないと思ったり、負けたくないと思ったり、かまってほしくて嘘をつくことがあります。
一方、高学年では、周りに迷惑をかける嘘や、責任逃れ、ズル、やりたくない事から逃げる等々、嘘の背景が低学年のお子さんよりも多様で複雑になります💡
ですが、低学年や高学年に関わらず、いずれも、共通するのは、
まず、お子さんの気持ちや今、考えていることを、
- 「こうだったんだ」
- 「そう思ってたんだ」
- 「最近こうだったんだね」等
共感的に聴いてあげることです💡
変に聞き出そうとすると、余計に次の嘘をつかせてしまうからです。
それに、自分の気持ちを分かってくれない大人にお子さんは真実を話そうとは思いません。
気持ちを分かってもらえて初めてお子さんは真実を言いたくなるんです。
<例>
お友だちが持っているカードゲームを自分ももっと強いカードを持っていて、大会でも優勝したことがあると自慢する。
このお子さん場合は、よりよくみせたい、負けたくない気持ちが隠れていると考えられますね。
もしかしたら、マネして自分もお友だちのカードゲームをやってみたかったり、仲間に入れてほしかったりする気持ちも背景にはあるかもしれません。
それを素直に言えるチャンスがあると素敵ですね✨✨
正直に話せたらほめてあげる
お子さんが正直に本当の事を話した時は、正直に話せたことをほめてあげましょう。
嘘は、最初は緊張しながらでも、つきつづけると次第に罪悪感が減ってきてしまうからです。
であれば、嘘ではなく、本当の事を話せるようになった方がいいですよね。
その為には、本当の事を言ってよかったと思える体験がおこさんには必要です。
ですので、まずは、「正直に話してくれてありがとう」「よく素直に教えてくれたね」と褒めてあげて下さい。
そして、それから、嘘をついてしまった理由を一緒に話し、
これからどうすればいいか、今度はどうするかを一緒に決めていくと、
嘘の繰り返しが減っていきます💡
逆に、もし、正直に話した時「どうしてそんな嘘をついたの?」と問いつめていったらどうでしょう。
実は、小学生の以降のお子さんが嘘をついた時に、注意しないと余計に嘘をつくお子さんになってしまう接し方があるんです。
嘘をついた子に注意したい2つの関わり
嘘が悪化し、余計に嘘を繰り返してしまいやすい、2つの関わりは以下の通りです。
- 問いつめる
- 厳しく怒る
問いつめる
低学年のお子さんの場合、
まだ、上手く自分の気持ちや状況を説明できずに嘘をついてしまうとお話しました。
ですので、まだ説明できないお子さんに、どうして噓をついたのか問いつめてしまうと、
お子さんはどう答えてよいか分かりません💦
逆に何度も問いつめられると、お子さんは苦しいだけなんです。
答えられない自分に対しても自信を失ってしまいます。
問いつめるよりは、
- 「こういう事だったのかな?」
- 「カードゲームがうらやましかったんだ」
- 「みせてほしかったのかな」
- 「仲間に入れてほしいよね」等
お子さんの気持ちを予想し、代弁してあげましょう。
お父さん・お母さんが、気持ちや思いを推察して伝えてあげると、
お子さんが自分の気持ちや状況を言葉で説明するよいお手本にもなります。
自分の状況を言えるようになれば、わざわざ嘘をつく必要がなくなるので、嘘をつきにくくなりますよ。
厳しく怒る
嘘をつくたび、よく怒るとお子さんはどう思うでしょう?
正直に本当の事を言っても怒られてしまうとお子さんはどんな気持ちになりますか?
お子さんはお父さん・お母さんの前で嘘を隠すようになったり、
嘘を嘘だと認めなくなったり、余計に嘘をついて、怒らないようにしたくなります。
つまり、嘘に対して厳しくすればするほど、お父さん・お母さんの思いとは逆に、
余計に嘘を重ねていくようになるんです。
そればかりか、隠れて悪さをするようになったり、自己表現が苦手になったりする等、怒ることで、お子さんの性格にも悪影響をおよぼす可能性があります。
怒る事で知らず知らずのうちに親子関係が悪循環にはまっている可能性もあるんです。
このような怒りの悪循環や、悪循環の抜け出し方は別の記事にまとめてあります。
知りたい方は、下記のボタンから読めます。
ぜひ、合わせて読んで日々の関わりの参考にしてみて下さい。
また、日常的に怒りやすくなっている場合、
気づかないうちに、お父さん・お母さんの気持ちに余裕がなくなっているかもしれません。
子育てや仕事、家事の両立はしんどいです💦
そのような忙しい日々の中では、
ちょっとしたお子さんの嘘でもイライラしやすくなります。
それに、次の章でも解説する、お子さんが嘘をつきにくくなる関わりも難しくなります。
家事や仕事の両立、ワンオペの毎日のご家庭も多いのではないでしょうか?
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お子さんが嘘をつきにくく育っていく3つのコツ
それには、3つの関わりを意識して関わってあげましょう。
- 日頃のコミュニケーションを大切に
- 遊びの中で楽しく学んでいけます
- 学校の先生や専門家にも相談しましょう
日頃のコミュニケーションを大切に
日頃からコミュニケーションがお子さんの些細な変化に気づくきっかけになります。
お話タイムの時間を作ってあげたり、スペシャルタイムで、お子さんの好きな遊びで関わってあげたりする中で嘘の解決に向けた糸口がみつかる場合があります。
お風呂やリビングでくつろいでいる時等、リラックスできて、1対1で話が出来そうな時に、お子さんの思いや悩みに耳を傾けてみましょう。
遊びの中で楽しく学んでいけます
ルールのある遊びの中で、ズルをしないで楽しく遊べた事をほめてあげましょう。
嘘をついてごまかさず、ルールの通りにやると楽しかった経験は、遊びの中で積み重ねていけるんです💡
できれば、お子さんが楽しめる状況の中で、嘘をつかずに、褒めてもらえた体験を積み重ねてあげて下さい🌈
ご家庭で楽しめる、ルールを守って楽しく遊べるボードゲームをいくつかご紹介しておきます。
このようなゲームは噓をついてズルせずにできると楽しいのでおススメです。
また、不利になってもグッとこらえる演出をゲームを進めていく中で、沢山作れるので、そこですかさず、褒めてあげて下さい。
この嘘をつくかつかないかで、グッとこらえる経験が超超重要です。
学校の先生や専門家に相談しましょう
- 新しい鉛筆を「友だちがくれた」という。
- 今日の宿題はないという
- 泣きながら帰ってきたのに、学校は楽しいという
お子さんの嘘はご家庭だけでどうにかならない場合が多いです。
小学生の嘘の多くは、お友だちや勉強等の学校場面での悩みが関係しているからです💡
ですので、担任の先生もしくは、校内で信頼できる先生と情報共有していく中で、
学校側にもお子さんの嘘の傾向や問題をはあくしてもらい、
協力していけるようにしましょう。
また、高学年になると、学校の先生や親には正直に言えないお子さんも多いです。
そんな時には、スクールカウンセラーや、臨床心理士に相談できる環境も大切です。
お子さんの心理状態を評価し、相談に乗ってもらえるからです。
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過去にまとめた記事がありますので、そちらも参考にしてみて下さい。
まとめ
嘘はすべてが悪だとは私は思いません。
小学生のお子さんはお友だちや勉強等、さまざまな場面でさまざまな葛藤があります。
お父さん・お母さんを悲しませないように、心配させたくないという思いでつく嘘もあります。
そんな時、まずはお父さん・お母さんがお子さんの味方でいられるよう、
日頃から親が余裕をもって笑顔でいられるのが大切です😊✨
ワンオペで子育てをされていないですか?
ご家族からの協力は得られていますか?
仕事との両立はしんどくないですか?
全て自分だけでこなそうとしてないですか?
お子さんはお父さん・お母さんのことを見ていないようでとてもよく見ています。
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お父さん・お母さんの負担が減り、心の余裕がうまれることを祈っています。
関わり方で嘘は減らせます
お子さんが嘘をついていても、まずは共感的に話を聴いてあげて下さい。
そして、正直に話せた時は、正直に話せた事を褒めてあげましょう。
厳しくしたり、問いつめたりするのは逆効果で、余計に嘘を悪化させます。
気持ちを分かってくれると思えないとお子さんは話してくれません。
いろいろ理由を聴いていくのは、
共感的に話を聴き、正直に話せたことを褒めた後で大丈夫です。
お子さんがお父さん・お母さんの意見にも耳を傾けられる状態を作った上で、
噓をついてしまった理由を話しあい、
これからどうしていくのか、
嘘をつくとどうしていけないのか等を理解していく機会を作っていただけたらと思います。
もし、厳しくしてしまいそうな方は、「怒りの悪循環」と「脱怒りの悪循環」について記事をまとめてあります。
怒るのはお子さんに百害あって一利ない理由が分かりますので、今回の記事と合わせて読んでみて下さい。
お子さんの他の行動でどう対応してよいか困っている方は、お父さん・お母さんによく読まれている記事も下記に載せておきます。
気になる記事がありましたら参考にしてみて下さい。
今回の記事が、少しでもパパさんママさんのお役に立てたら幸いです。
もし、参考になったらSNS等で広めてもらえると嬉しいです😊✨
noteもやっています。
「朝日/臨床心理士・公認心理師」というアカウント名ですので、是非のぞいてみて下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました🍀